定年退職すると不健康になると言われています。定年退職してまもなく、亡くなる人もいます。
なぜ、急激に不健康になるのでしょうか?
運動不足
仕事をしているときは、思っている以上に動き回っています。
私の例ですと、自宅から最寄り駅まで歩き、電車を2回乗り換え、仕事場の最寄駅からまた歩いていました。仕事場では、基本的に椅子に座っていますが、会議があれば、会議室まで歩きます。これだけで、自宅に戻るまで、1日8千歩ぐらい歩いていました。
Fitbit Flexで歩数を計測しはじめた時、1日1万歩を目標にしましたので、昼休みは近くの書店まで歩いていました。そうすると1日1万歩近くになりました。
どこかに外出すれば、簡単に1万歩は超えます。
これが、定年退職して、ずっと家にいるようになると、ほとんど動かなくなります。スポーツクラブなどに通い始めても、長く続けられる人はまれです。
引退すると、ほとんどの人は運動不足になります。
精神面
特に男性は、一家の大黒柱という意識を持っている人が多くいます。仕事のことばかりを考えてきた人もいます。そのような人が定年退職を迎えると、目的を失うことになります。
現役時代の部下に会いに行っても煙たがられます。取引先に行っても相手にされません。出かける場所もなくなります。
「自分は何のために生きているのか?」
「自分の人生は何だったんだ」
といった、思春期に解決しているはずの問題が表面化してくる人もいます。
配偶者からは、ずっと家にいることにより邪魔にされるようになります。「濡れ落ち葉」「産業廃棄物」といった悪口を言われます。
金銭面でも自由になりません。
そのため、うつ病になったり、配偶者との関係が悪化する人も増えます。
趣味
そのため、趣味に逃げる人もいます。
金銭面に余裕があれば、趣味は問題を解決するように思えます。
しかし、単に趣味を楽しむだけではダメです。
以前はあんなに楽しみであった趣味もつまらなくなります。張り合いがなくなります。
同じ趣味の人と時間を調整し、楽しんでいたゆえの喜びがありました。いつでも趣味に時間をさける引退後はそうではありません。
まとめ
引退すると、運動不足になります。さらに、精神面でも不安定になります。そのため、急激に不健康になります。
それを避けるための方法は、次の記事をご覧ください。
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