定年後は好きなことを仕事にしようと考えている人もいると思います。そこで、そのための秘訣をまとめました。
早めの準備
新しいことを始めるには時間がかかります。準備は早いにこしたことはありません。
会社勤めをしていると、どうしても目先の仕事に追われ、将来のことを考える時間が無くなります。
60歳を過ぎても雇用延長があると聞き、安心したりします。そして、実際に60歳になったとき、雇用延長後の年収が200万円程度と知り愕然とします。
いまさら会社を変わることもできないまま、経験のないスタッフ部門などに異動となります。何もすることがないことに居心地の良さを感じ、そのまま安住してしまいます。
そんなことをしていると、気づいた時には65歳になっています。
自分の環境を冷静に見つめることが必要です。
好きなことを選ぶ
目先の小金に惑わされ、無理して新しいことを始めても長続きしません。
新しい仕事は、好きなことで探すべきです。
得意なことである必要もありますが、好きなことと得意なことは、一致していることが普通です。
もし、一致していないとすれば、どこかで無理をしています。
もう一度、自分を見つめなおすことをお薦めします。
情熱を持てることを選ぶ
新しい仕事には意義を見出せなければなりません。
意味のない仕事だと思いながらやっていては、モチベーションが続きません。
それだけでなく、他の人の賛同も得られません。
何のためにその仕事をするのか、ビジョンが必要です。
需要
実際に仕事を事業として進めていくためには、需要がなければなりません。
冷静なマーケットの視点が必要です。
差別化
需要のあるところでは、すでに誰かが事業を始めています。誰もいないようであれば、本当に需要があるか、もう一度確認したほうが良いぐらいです。
問題は、他社との差別化です。
お客様がなぜたくさんの競合の中からあなたを選ぶのか、理由がなければなりません。
差別化のコツは、あなたの強みを活かせるお客様を見つけることです。そのお客様にターゲットを絞り、施策を打つことが、差別化につながります。
おわりに
好きなことを仕事にするというテーマでは、さまざまな人がいろいろ書いています。そこで、大切なことを5つまとめてみました。
ここに書いたこと以外では、人脈づくりが大切だとか、自分のブランド化が大切だという意見があります。
確かに大切ですが、需要のある市場で差別化ができていることが前提です。
人脈づくりは時間がかかります。そのためにも早い準備が必要です。
資格を取ろうとする人もいますが、資格を取っただけでは、仕事にならないことを理解しておくべきです。資格を取った後に、どのように集客するかまで考えておくことが必要です。