スマートフォンは既に成熟期を迎えています。これからは、レイトマジョリティー向けのマーケティングが必要です。
どのメーカーも次の製品を考えているでしょうが、これといったものはでてきていません。3Dテレビや4Kテレビにはそれほどの需要があるとは思えません。価格が今のテレビと同じになれば普及するでしょう。
そこで私も、スマートフォンの次の製品を考えてみました。
1.スマートテレビ
ひとつは、スマートテレビとでもいうものです。インターネットとテレビ回線に接続し、利用者が録画予約した番組から、利用者の好みを推測し、利用者の好みの番組も合わせて録画します。テレビ回線だけではなく、インターネット上の動画も探します。
キーワードを登録することもできます。好きな歌手の名前を登録しておくと、その歌手が登場するすべての動画をテレビ、インターネットから自動的に収集し、録画してくれます。
私が高校生のときはビデオもなかったため、好きな歌手が歌う数分間を待って、数時間もテレビを見ていたこともありました。今から考えれば、ずいぶん無駄な時間の使い方をしていたものです。自動的に入手可能なすべての動画を収集してくれるシステムは、需要があるのではないでしょうか。
2.3Dマニピュレーター
3Dプリンタとは逆に、切削・溶接により任意の形のものを作り上げる工作機械です。3Dプリンタでは作れない強度のものを作ることができます。ちょっと考えただけでも課題がたくさんありますが、電子データから自動的にものを作り上げる個人向け機械は、新しいアウトプットマシンとなります。
3.ダイナブック
アラン・ケイの提唱したダイナブックです。東芝が同名のノートパソコンを発売したときは、そんなものにダイナブックと名付けるなというクレームもありました。
現在のタブレット端末で、ほぼ実現しているとも言えます。問題はデータ入力ですが、bluetoothのキーボードを使うこともできます。ノートパソコンのように接続していてもかまいません。
要求される画面の大きさは、用途によって異なります。そのため、何種類か必要です。小さいものは腕時計、大きいものはA4サイズまで望まれます。最も望まれることは、さらに軽く、薄くなることです。
ユーザーにより異なる要求はアプリで満たせます。パソコンではできるが、タブレットではできないというような機能差は、受け入れられません。