オレオレ詐欺とか振り込め詐欺とか言われましたが、警視庁では「母さん助けて詐欺」と名付けたそうです。この「母さん助けて詐欺」を防ぐ方法を考えてみました。
「母さん助けて詐欺」は、息子や孫などの身内のふりをして電話をかけ、お金をだまし取る詐欺です。電話では、最初はいつもと声が違うと思っても、話を聞いているうちに本当だと思ってしまう人が多いようです。
被害者は、「母さん助けて詐欺」についてニュースなどで知っていても、まさか自分の家にかかってくるとは思っていません。過去に何度か見破っていても、引っかかってしまった人もいます。
「母さん助けて詐欺」に引っかからないために、合い言葉を決めておくという手もありますが、忘れてしまう場合もあり、決めてない人からかかってくることも考えられます。そこで、本人かどうかを見分ける方法を考えてみました。
1.子供の時の話
子供の時によく遊んでいた友達の名前や場所を聞いてみます。
2.趣味の話
特に熱心にやっている趣味があれば、趣味に関して聞く手があります。
3.母親の旧姓
パスワードを思い出すヒントのキーとしてもよく使われますが、母親の旧姓も本人であれば知っていて、犯人は知らない可能性が高いものです。
4.家族の話
本人に特徴的なことがなければ、家族について聞くこともできます。
5.カマをかける
逆にカマをかけるという手もあります。質問に相手が正しく答えたとしても怪しい時に有効です。
まとめ
こちらが怪しんでいるとわかれば、黙って切ることが多いようです。金をくれというすべての電話を疑ってかかるべきですが、実際には難しいのかもしれません。
相手の話を聞いているうちに巻き込まれてしまうようなので、その前に確認することが大切です。
普通でない電話がかかってきたら、まず詐欺ではないかと疑ってみることです。それが難しければ、家族で時々ニセ電話をかけて注意しあうということも有効です。
避難訓練をやるように、ときどき電話をかけて「母さん助けて詐欺」のふりをして慌てないようにしておけば、上記の方法で本人かどうかを確認することができ、被害を防ぐことができると思います。