シャープが面白いものを発表しました。RoBoHoN(ロボホン)です。ヒトの形をした電話というコンセプトです。
ココロ、動く電話。RoBoHoN(ロボホン)公式サイト/シャープ
二足歩行のロボットで、背面に小型の液晶タッチパネルが搭載されています。音声通話、メール送受信、カメラ撮影などスマホと同じことができます。
頭には小型のプロジェクターを搭載し、写真や動画を投影できます。音声で操作でき、対話もできるということです。
電話というコンセプトでは完全に失敗です。こんな電話、誰も欲しいと思いません。スマホよりも重く、大きく、かさばります。
しかし、ペットロボットと考えれば面白いです。
対話ができて、二足歩行もできるロボットは、他にはないと思います。
ソフトバンクのPepperは、対話はできますが、二足歩行はできません。足を滑らせているだけです。iPhoneのSiriは、持ち運びのできるスマホで動きますが、自ら動くことはできません。「Amazon Echo」も対話はできますが、部屋に置くもので、動くことはできません。
声を出すぬいぐるみはいくつかあります。あらかじめ登録してある言葉をしゃべるだけですが、わが子のようにかわいがっている人もいます。
二足歩行で人間についてきて、対話ができれば、かわいいペットになります。
電話をかけるときは、次のようにしたいところです。
「○○さんに電話して!」
「はい、○○さんに電話します。」
と言って、電話しながら近寄ってきて受話器になります。
RoBoHoN(ロボホン)の大きさでは、家の中の階段を上ることはできません。二足歩行で階段を上るには、人間の子供ぐらいの大きさが必要です。四足歩行であれば、子犬ぐらいの大きさでも階段を上り、2階にも行けます。
かわいい犬型ロボットが、対話ができても面白いです。自ら受話器になる必要はなく、必要に応じて受話器を口にくわえて持って来れば十分です。
実現は難しいですが、小鳥のように空を飛んで人間についてくるロボットもかわいがられそうです。ドローンのように飛んでもいいかもしれません。肩に乗り、対話ができるロボットであれば、一緒に出かけることもできます。
盲導犬の代わりになるロボットを開発できれば、大いに役に立ちます。
世の中では産業用や災害救助用のロボットの開発は進んでいますが、盲導犬やペットの代わりになるロボットの開発にも期待したいところです。
なお、軍事用ロボットは核兵器以上に危険なので、開発を禁止すべきだと思います。
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