amazonが「Amazon Echo」という新商品を発表しました。価格は199ドルで、外見は黒い円筒です。「Amazon Echo」は、なんでも答えてくれます。
「明日は雨が降るかな?」
「8時に目覚ましをセットして」
「ティースプーンはいくつあったかな?」
「エイブラハム・リンカーンについて教えて?」
といった具合です。
iPhoneのSiriのようですが、Echoは部屋に置いてあり、声をかければ、いつでも答えてくれます。Siriも声で起動することができますから、スマートフォンに語りかけるか、部屋に置いてある黒い円筒に声をかけるかの違いです。
「Alexa」あるいは「Amazon」と声をかけることで働き始めますので、名前を呼ばれると返事をする感じになり、擬人化されます。Echoは、インターネットにつながっており、声をかけるほど賢くなります。家族の一員のように、あなたのこともよくわかってきます。
ソフトバンクが発表しているPepperは、感情認識パーソナルロボットとうたわれています。動き回ることはできますが、連続稼働時間に制限があります。価格も19万8000円とEchoよりかなり高くなります。
私は、Pepperの発表を聞いたときは、特に何も思わなかったのですが、Echoは面白いと思いました。
Pepperは平らなところを動き回ることはできますが、階段は登れません。腕を動かすことはできますが、物を運ぶことができるかわかりません。一緒にいて楽しいかどうかは、会話がどれだけできるかで決まると思います。
すると、Echoとほとんど変わらなくなります。Echoにかわいらしいぬいぐるみをかぶせて、家族の一員のように扱う人もでてくると思います。(熱がこもって良くないと思いますが)
声を出すぬいぐるみが何種類かありますが、あらかじめ決められた言葉を話すだけです。それでもわが子のようにかわいがっている人がいます。
鉄腕アトムのように自由自在に動くロボットも魅力的です。しかし、現在の技術ではまだ作れません。その前に、どんどん賢くなり、家族の一員のように話し相手になってくれる人形にも、十分な需要があると思います。