Windowsに標準で入っている「ペイント」を使って、画像を丸く切り抜くときに苦労しました。その内容を書き留めておきます。以下の説明はWindows 10のものですが、Windows 7以降はだいたい同じです。
ファイルから貼り付け
ペイントを起動後、「ホーム」タブの「貼り付け」の▼をクリックして、「ファイルから貼り付け」をクリックします。加工の対象となる画像を選択します。
ここがポイントになります。
加工しようとしている画像を「ファイル」→「開く」から開いたのでは、切り抜くことができません。
「ファイルから貼り付け」と「開く」で、データ形式が違っているのだと思いますが、よくわかりません。
余白に円を描く
余白の部分で円を描きます。
余白がないとき
余白がないときは、余白を作ります。余白の色は、メニューの「色」の「色2」で選択されている色になります。
ペイントには画像を加工するキャンパスのようなものがあります。キャンパスの上に画像が表示されているイメージです。
画像の大きさとキャンパスの大きさが同じときは、キャンパスを大きくしようとすると画像が大きくなってしまいがちです。
そんなときは、一度、画像外の部分をクリックして、画像が選択されている状態を外してからドラッグすると、キャンパスだけ大きくすることができます。
下の図が画像よりもキャンパスを大きくした状態です。
円を描く
メニューの「図形」の中から楕円を選択し、余白に切り抜きたい大きさの円を描きます。
このとき「Shift」キーを押しながらドラッグすると円になります。「Shift」キーを押さないとドラッグした状態に応じて楕円になります。
塗りつぶす
「色2」に「色1」と同じ色を指定した状態で、円を塗りつぶします。
「色2」をクリックした後に、「色1」と同じ色をクリックします。その後、「ツール」の「塗りつぶし」を選択し、円の中でクリックします。
透明の選択
「選択」の▼をクリックして、「透明の選択」にチェックをつけます。
その後、同じところで「四角形選択」をクリックします。
黒い円を囲むようにドラッグします。大きめに選択したほうが、後の作業が楽になります。
そのまま、選択した四角形を画像にドラッグし、透明な円の中に切り取りたい部分が収まるように調整します。
トリミング
一度、他の部分をクリックして、選択を解除します。
再度、「選択」をクリックして、円を囲むように四角形選択をします。白い四角形からは、はみ出さないようにします。
ここで、「トリミング」をクリックします。
これで完成です。
「ファイル」タブから、「上書き保存」「名前を付けて保存」「印刷」などができます。
おわりに
最初の段階で、「ファイルから貼り付け」ではなく、「ファイル」→「開く」で画像を開くとうまくいきません。透明の選択のところで、黒い円を画像にドラッグしたときに、透明な円にならず、黒い円のままになります。
そこが分からず苦労しました。
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