Facebookで老人はなぜ嫌われるのか | 定年起業のためのウェブコンサルティング

Facebookで老人はなぜ嫌われるのか

老人

Facebookでの老害が話題になっています。

Facebookで絡んでくる老人世代がウザい | 日刊SPA!

【Facebook老害事件簿】思想のおしつけ、ストーカー、マウンティングも | 日刊SPA!

大学教授が、学生のFacebook投稿に、上から目線のコメントをつけています。学生のプライバシーを侵害するような投稿をしています。

団塊世代の人が、他人のFacebook投稿に、自らの思想信条を長文でコメントしています。老人が他人のプライバシーをFacebookで公開し、ストーカー行為をしています。

別な老人は、昔の自慢話をFacebookに投稿し、他人の投稿に上から目線のコメントをつけています。

そんな例が掲載されています。

このようなことは、いかにも起こりそうです。それでは、なぜ、このような行動をするのでしょうか?

誰でも見られるものであることを意識していない

Facebookに限らずソーシャルメディアを使い始めたばかりの人によくあることですが、投稿やコメントが誰でも見られることを意識していない人がいます。

自分の仲間内だけが見られると勘違いしている人がいます。

これは、時には深刻な事件になります。

他人のプライバシーを侵害して訴えられた人もいます。不適切な言動を公開して、逮捕された人もいます。

新しいツールを使うときには、その性質を十分理解してから使うことが望ましいことです。しかし、すべての人にそれを望むのは無理があります。

周りの人が気づいたら、大ごとになる前に、きちんと伝えるしかありません。

そういう人が周りにいない不幸な人は、自ら気づくしかありません。

上から目線

優越感を持って他人に接すると嫌われます。相手を見下していることが、相手に伝わります。

この人間関係の基本を理解できていないと思われる行動は、大学教授や企業の経営者のように、普段目下の人ばかりに囲まれている人がやりがちです。

大学で教授は学生に学問を教えます。しかし、その関係をプライベートに持ち込めば嫌われます。

企業の方がもう少し微妙です。経営者は社員のプライベートまで把握しておきたいと思います。個人の適性や状況に合わせた仕事のアサインをしたいということもあれば、何か問題を抱えて一人で悩んでいるようなことはないかと心配することもあります。

それでもプライベートに踏み込むようなときは気を使うはずです。

実社会ではそれなりに気を使う人でも、Facebookでは上から目線になってしまうのかもしれません。

Facebookでの交流に慣れていないこともあるでしょうが、ネット上でも実社会と変わりがないことを肝に銘じるべきです。

おわりに

例としてあがっているFacebookの老害は、いずれも、投稿やコメントが公開されていることをきちんと認識していないか、大学や企業内の上下関係をFacebookのプライベートに持ち込んでいることで発生しています。

実生活で嫌われることは、Facebookでも嫌われることを知っておくべきです。

実生活でも嫌われることに気づかない人はどうしようもないですが。

しかし、元の記事の最後のまとめはおかしいです。

 これらの事例で共通しているのは、こうした迷惑行為を彼らは“よかれ”と思ってやっていることだ。そして、自分の意見や主義主張は絶対に正しいと思い込んでいることだ。

 確かに人生の経験値では、60年も70年も生きてきた彼らに適うはずはない。だが、だからといって全てが正しいとは限らない。前述のケイコさんは彼らについてこう話してくれた。

「今の若いコは……とか、あたしたちにはこうしろああしろって言いますけど、そんなに自分たちの世代が正しいんでしょうか。正しいことをしてきたなら、もう少し今の日本は“まとも”じゃないんでしょうか」

 ぐうの音も出ないとはまさにこのことか。こうした老人たちを反面教師として見習いたいものである。

彼らは「よかれ」と思ってやっているわけではありません。自らの欲求を満たすためにやっている点では、若い人と変わりません。

さらに、老人世代が今の日本を築いたことは確かですが、今の日本よりも“まとも”にできたかどうかは、簡単に結論が出せる話ではありません。

「ぐうの音もでない」ということにはなりません。

まあ、自分が老人になったときに、若い人を見下すことがないように反面教師とすることはいいことです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローはこちらからお願いします。