Facebook乗っ取りの新しい手口が疑われる不審な行動に遭遇しました。注意喚起のためにまとめておきます。
先日、見知らぬ人からFacebookの友達リクエストが送られてきました。このこと自体は、それほど珍しいことではありません。
架空アカウントかどうかの判断
Facebookの友達リクエストが送られてきたとき、最も注意するのが架空アカウントでないかどうかです。架空アカウント3人と友達になると、アカウントを乗っ取られる可能性があります。
架空アカウントかどうかを判断するために最も有効なことは、その人のタイムラインを見ることです。自分が知っている人と一緒に撮った写真などがアップされていれば、架空アカウントではないと判断できます。
架空アカウントを作り、毎日の投稿まで行うのは大変な手間です。そのため、ほとんど毎日の投稿がされていれば、架空アカウントの可能性は大幅に減ると思います。
また、タイムラインを見ることにより、相手の人となりもある程度わかります。
共通の友達がいれば架空アカウントではないと判断するという人に会ったことがありますが、共通の友達がいるだけでは架空アカウントかどうか判断できません。その共通の友達が気づかずに架空アカウントと友達になってしまった可能性があります。
メッセージが合わせて送られていれば、架空アカウントではないという判断をする人もいるかもしれませんが、メッセージは架空アカウントからでも簡単に送れます。
不審な行動
今回、友達リクエストを送ってきた人は、私と共通のFacebook友達も多く、タイムラインにも共通の友達と一緒に撮った写真が掲載されていました。
ところが、奇妙なことに最後の投稿が何ヶ月も前のものです。何ヶ月もFacebookの投稿をしていません。そして突然、見知らぬ私に友達リクエストを送ってきました。
これは、どう考えてもおかしな行動です。それまで頻繁に投稿していた人が、突然、投稿をやめ、その数か月後に、見知らぬ人に友達リクエストを送ったのです。
この人自身が乗っ取られているかもしれないと考えました。そして、乗っ取られたアカウントを放置している可能性があります。
乗っ取られたアカウントは、架空アカウントと同じように危険なものです。乗っ取られたアカウント3人と友達になると、架空アカウントと同じ方法でアカウントを乗っ取られる可能性があります。
対応方法
とりあえず放っておくことにします。もし、乗っ取られたのではなく、Facebookの利用をしばらくやめていて再度開始しただけならば、何らかの動きがあるはずです。放っておくことによるデメリットは特にありません。
おわりに
目の前の人にFacebookの友達リクエストを送る場合を除き、友達リクエストを送るならば、メッセージを送るとともに、タイムラインは友達以外でも見られるようにしておくことが必要です。
タイムラインが友達しか見られない設定では、架空アカウントどうかの判断が難しくなります。また、ほとんど投稿していない人も同様です。
もし、Facebookを使い始めたばかりならば、日々の投稿をして、直接会った人にだけ友達アカウントを送ることです。