Windowsでの日本語入力(全角)と英数字入力(半角)の切り替えは、Macよりも不便です。しかし、同じにする方法があります。
Microsoft IME(MS-IME)の場合
WindowsパソコンでMicrosoft IME(MS-IME)を使っている人は、日本語入力(全角)と英数字入力(半角)の切り替えの時に、キーボード左上の「半角/全角」というキーを押して切り替えていると思います。
しかし、これは不便です。今、日本語入力(全角)モードなのか、英数字入力(半角)モードなのかわからないとき、キーを打ってみて確認するしかありません。
間違っていたら、入力した文字を削除して、「半角/全角」キーを押してモードを切り替え、再度文字を入力しなければなりません。
Macの場合
Macでは「英数」キーと「かな」キーの二つのキーを使います。「英数」キーを押せば英数字入力となり、「かな」キーを押すと日本語入力となります。
少し使ってみれば、こちらのほうがはるかに便利なことがわかります。今どちらのモードかわからないときでも、これから入力する文字のキーを押せばいいだけです。
試しに文字を打ってみる必要がありません。
設定方法
Windowsキーボードのスペースキーの左には「無変換」キーがあります。右側には「変換」キーがあります。どちらもあまり使わないキーです。
「無変換」キーをMacの「英数」キー、「変換」キーをMacの「かな」キーと同じように使えれば便利です。どちらもスペースキーの左右にあり位置関係も同じです。
そこで、Microsoft IME(MS-IME)を使いながら、Windowsキーボードの「無変換」キーと「変換」キーの働きを変更してみました。
(1)Microsoft IME(MS-IME)のプロパティを開きます。タスクトレイのMicrosoft IME(MS-IME)のアイコンを右クリックして、「プロパティ」を選択します。
(2)「詳細設定」をクリックします。
(3)「全般」タブの「編集操作」の「変更(D)」をクリックします。
ウィンドウをスクロールして、一番左側の列の「無変換」と「変換」を探します。見つかったら、その右側の項目を選択した状態で、「変更(M)」をクリックします。
「無変換」の右側の項目を「IME-オフ」に、「変換」の右側の項目を「IME-オン」に変更します。上の画面は変更後のものです。
(4)変更が終わったら「OK」をクリックして完了です。
おわりに
画面はWindows 10 のものですが、Windows 8.1でも同じです。他のバージョンでも、画面は違うかもしれませんが、できると思います。
Microsoftアカウントにサインインした状態でこの変更をやると、同じMicrosoftアカウントでインストールを行ったときに、そのパソコンにも反映されるようです。
私は、Windows 8.1のパソコンでこの変更を行い、同じMicrosoftアカウントの別のパソコンをWindows 10にアップグレードしたら自動的に反映されていました。