日本でポケモンGOがリリースされて1週間がたちましたが、米国ではそろそろ飽きられてきたという話もあります。
ポケモンGOが急速に人気を得た理由は次のところにあります。
- ポケモンに対する親密さ、懐かしさ
- AR(Augmented Reality:拡張現実)ゲームとして現実世界とコンピュータ画像を組み合わせた珍しさ
- ポケモンを捕まえるという達成感
- 家の外でゲームをする解放感
- 知らないプレーヤーと交流する仲間感
一方、ポケモンを捕まえることは単純で、スキルを上達させるということがありません。だから、すぐに飽きてしまいます。
ポケモンを全種類集めることに情熱を燃やす人や、ジムでバトルしてポケモントレーナーのレベルを上げようという人もいると思いますが、そこに行く前に飽きてしまう人も多いと思います。
ポケモンGOはソシャゲの売上に影響を与えるという意見もありましたが、現在のところあまり影響はないようです。
ソシャゲとはソーシャルゲームの略です。くじ引き的な仕組みでアイテムを入手する仕掛けで射幸心をあおり、課金サービスで儲けるビジネスモデルです。ごく限られたゲーム中毒的なユーザーから収益の大半を得ています。
ソシャゲのゲーム中毒的なユーザーは、まだポケモンGOに移っていないということです。このようなユーザーを引き付ける力がポケモンGOにあるかどうかで、ソシャゲの将来も決まります。
私自身は、ゲームにあまりのめりこむことはありません。
たかがゲームという気持ちにすぐになります。ゲームでどんなに上達したとしても、しょせんゲームの中だけの話です。実生活に役立つことはあまりありません。
何かを集めるということにも、あまり興味はありません。集めたところで何になるという感覚です。
そのため、ほとんどのゲームは少しやってみて、こういうものかと分かった時点でやめてしまいます。そこに時間を費やす気になりません。
インベーダーゲームもスーパーマリオもそうでした。
囲碁や将棋も同じでした。ルールを覚え、誰かと対戦してみても、あまり興味はわきません。囲碁や将棋では、いくらでも先の手が読めるのもネックでした。勝とうと思えば、ずっと先を読むことになります。時間ばかりがたつことになります。
私が、最も面白いと思ったゲームは麻雀です。麻雀は、上達すれば相手の手を読み合うことになり、駆け引きがものを言います。人が相手で運の要素も混ざります。
ポケモンGOでジムのバトルはまだやっていませんが、そこに人間相手の駆け引きの要素があれば、少しは勝とうという気になるかもしれません。
それでも、ジムの近くまで出かけなければならないことが、おっくうです。
このあたりにポケモンGOの限界があるような気がします。