何が起きる?『2045年問題 コンピュータが人類を超える日』

2045年問題

2045年にコンピュータが人類全体の能力を超えるという説があります。『2045年問題 コンピュータが人類を超える日 (廣済堂新書)』は、そんな未来を紹介しています。ITの進歩は指数関数的です。ITは未来をどのように変えるでしょうか。

自由意志を持つコンピュータ

「意識というのは、人間の脳に浮かぶ、ぽわーんとしたパターンのこと」だと書かれています。

人間の脳を形成しているニューロンやシナプスが意識を持っているわけではありません。

コンピュータも同じように、それぞれの部分が単体で意識を持つことなく、全体で意識を持つようになるかもしれません。

「国家の空気」と例えています。国民ひとりひとりとの考えとは別に、国家に漂う空気のようなものです。

実は、人間の自由意志についてもよくわかっていません。人間が自由意志を持っているように感じているのは錯覚だという説もあります。

この件については、別の記事『脳のクセを知っておくと役に立ちます|『脳には妙なクセがある』』を参考にしてください。

コンピュータが自由意志を持つことができるかどうかわかりませんが、持った場合には危険なことになる可能性があります。

自由意志を持つのですから、人間を恨み、人間に対する反乱を起こす可能性があります。

マインド・アップローディング

技術の進歩は、義手や義足を精巧なものにします。

さらに進めて、人間の脳にコンピュータをつなぎ、人間の能力を格段に進歩させるという考えがあります。コンピュータの計算の速さと蓄えられた大量のデータを直接、脳が使えるようにします。

それをさらに進めたものが、コンピュータの中に人間の意識が入り込む、マインド・アップローディングです。

私は、マインド・アップローディングは今のノイマン型コンピュータでは、実現不可能だと考えます。

人間の脳とノイマン型コンピュータでは、構造や仕組みがまったく異なるからです。形式が異なるため、アップロードすることはできません。

人間の脳と同じ仕組みで考えるコンピュータが発明されて、はじめてマインド・アップローディングが可能になります。

シミュレーション現実

マインド・アップローディングが可能になると、人間は肉体が不要になり、コンピュータの中だけで生きていくことができるようになります。

コンピュータの中で生きる人間は、現実の世界とまったく切り離され、コンピュータが提供する仮想の世界で生きることになります。

それが、シミュレーション現実です。

人類が神になる

シミュレーション現実では、人間にとって、コンピュータが全世界すなわち宇宙となります。

そのコンピュータをつくったのは人間ですから、人間が宇宙をつくったことになります。

宇宙をつくった人類は創造神とみなされるということです。

まとめ

人間の脳が直接コンピュータに繋がり、その能力を使うだけでなく、人間の意識がコンピュータの中に入り込み、そこで永遠の命を得るという予想をしている人がいます。

それが現実になるかどうかは、私にはわかりません。コンピュータが自由意志を持つようになるかどうかもわかりません。

しかし、コンピュータが自由意志を持たないとしても、コンピュータの考えることを人間が理解できなくなり、コンピュータをコントロールできなくなることはあります。

本書には『ターミネーター』の例が出ていますが、軍事用ロボットは非常に危険です。人間がコントロールできなくなった軍事用ロボットが人類を滅ぼす可能性は十分にあります。

軍事用ロボットは核兵器以上に危険であることを伝えていかなければいけません。

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