「eリタイヤに役立つ、知的生産のためのIT技術の活用方法を発信する」というこのブログのテーマについて、市場分析をしてみます。(eリタイヤとは、ダニエル・ピンクにより提唱されたIT技術を活かした高齢者の新しい生活様式です。)
まず、市場分析のMECEなフレームワークとして、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3Cを採用します。
1.顧客(Customer)
日本は、少子高齢化社会に向かっており、移民を大幅に受け入れない限り誰にも止められません。今後、日本の高齢者が増えていくことは、間違いありません。いわゆる団塊の世代が定年を迎え、彼らは仕事でIT機器を使っていました。ITリテラシーの高いホワイトカラーの退職者も増えており、知的生産に興味を持つ高齢者も増加しています。ITの発展も、データ通信速度の向上、記憶容量の増大、処理速度の向上、ユーザーインターフェースの改善などの面でしばらく継続するでしょう。「eリタイヤに役立つ、知的生産のためのIT技術の活用方法」に興味を示す人は、今後30年間以上増え続けると予想します。
2.競合(Competitor)
iPhoneやMacintoshを中心として、IT技術に関するブログはたくさんあります。定年を向かえた高齢者を対象としたブログもいくつかあります。しかし、この両方を含んだブログは今現在ほとんどありません。更新されているブログはこのブログだけではないかと思います。「eリタイヤに役立つ、知的生産のためのIT技術の活用方法を発信する」というテーマは競合のいないブルー・オーシャンです。
3.自社(Company)
私はシステムエンジニアで、大規模コンピュータシステムの要求分析、開発から運用まで経験しています。個人向けのITとは分野が異なりますが、新たに身につけるのにたいした苦労はありません。現在、自分でブログをカスタマイズするために、HTMLやCSSの勉強を始めましたが、容易に理解できます。プログラミングもしばらくやっていませんが、iOSのアプリの開発もできると思います。定年を数年後に向かえるため、高齢者の問題も自分のこととしてとらえています。
以上の分析の結果、「eリタイヤに役立つ、知的生産のためのIT技術の活用方法を発信する」というこのブログのテーマは、有望な市場であると考えています。