ブログを評価する基準としてPV(ページビュー)がよく使われます。月間100万PVを超えるとかなり有名なブログになります。
Webサイトの評価基準
PVとはWebサイトの特定のページが表示された回数です。
Webサイトを分析するときは、PVの他にも、セッション、ユーザなども使います。
セッションとは訪問回数です。標準で30分間何もしなければセッション終了と見なされます。同じ人が30分以内に複数ページを見ても1セッションで、30分以上間隔をあけて同じサイトを訪問すると2セッションとなります。
ユーザーとは、指定した期間において、サイトへ訪問した人数から重複を除いた人数です。
こうやって比較してみると、Webサイトがどれだけ読まれているかを示す指標としては、PVが最もふさわしいことがわかります。
PVがWebサイトの評価に使われるため、PVを不自然に増やそうとしているサイトを見かけます。
ニュースサイトなどでは、ひとつの記事を複数ページに分けているものがあります。記事をすべて読むためには、何回もクリックしなければならず面倒です。
こうしたサイトでは、PVを稼ぐために読みやすさを犠牲にしています。
PVを増やすメリット
PVを増やすと、それだけ多くの人に読まれているという宣伝の材料になります。
広告を掲載しているサイトでは、PVを増やすことにより、広告費を高く設定する理由にできます。
Google AdSenseは、ほぼPVに比例して、広告収入が増えます。Google AdSenseとはクリックされるごとに収入が入る広告です。
PVを増やす大きなメリットは、広告収入が増えるところにあります。
ブログの目的
ところがブログを書く目的は、広告収入を増やすことばかりではありません。
ブログの目的は人それぞれで、広告収入以外でも次のものがあります。
- ブランディング
- 仕事
- 情報発信
- 人生の記録
- 楽しみ
- 文章の練習
「人生の記録」「楽しみ」「文章の練習」のために書くブログにとって、PVは関係ありません。PVを増やそうとするよりは、自分の書きたいことを書くことです。
「ブランディング」「仕事」「情報発信」のためにブログを書く人は、多くの人に読んでもらいたいと考えます。
しかし、ブログを読んでくれる人は、ブログの内容または書いている人に興味がある人です。PVの多いブログは、その内容に興味を持って検索する人が多い分野のブログです。
検索する人が少ない分野やネットを使う人が少ない分野のブログは、読みに来る人も少なくなります。
しかし、読みに来る人が少なくても、その分野に興味があり、検索で情報を探す人はいます。そのような人に情報を届けられることで、ブログの目的は達成できます。
「ブランディング」「仕事」「情報発信」のために書くブログは、ターゲットとする人の人数によりPVが決まります。たとえPVが少なくても、ターゲットとする人に情報を届けられれば、ブログを書く意味があります。
ブログの目的とターゲットとする人によりPVは変わります。PVの増減に一喜一憂するよりは、ターゲットに適切な情報が届けられているかどうかに気を配るべきです。
まとめ
広告収入を得るためのブログは、PVを増やすことにより広告収入も増えます。
「ブランディング」「仕事」「情報発信」のためのブログは、PVよりもターゲットとする人に適切な情報を届けられているかどうかに気を配るべきです。
「人生の記録」「楽しみ」「文章の練習」のためにブログを書く人は、PVを気にする必要はありません。
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