情報収集の落とし穴

 情報収集にあたり基本の情報源は、インターネット、書籍、人です。ところが、情報の種類に応じて情報源を適切に選択しないと落とし穴にはまります。

 インターネットは、一般的な情報を収集する手段として、非常に強力なものとなりました。キーワードを適切に選択して検索すれば、様々な情報が即座に得られます。インターネットによる検索ができない人や、検索はできるがひとつのキーワードを指定することしか知らない人と、複数のキーワードと論理式を駆使して検索する人との間のデジタルデバイドには、はかりしれないものがあります。

 ある事柄について深く調べようとする場合には、書籍が有効です。書籍は著者が、それなりの手間をかけて書き上げたものです。どんな分野でも大学程度の知識は、関連する書籍を適切に選択し、数冊読めば身につきます。意見が対立している事柄については、立場の異なる人の書いた書籍を読み、自分の頭で考えることが必要です。

 業務上の機密となっているような情報や、人にかかわる情報、掘り出し物の不動産情報などは、人から得られるものです。その中には、人生に大きな影響を与えるような重要な情報が含まれることもあります。

 ところが、インターネットを検索すればわかる情報を人に聞く人がいます。自分はインターネットなんか使わなくても、何でも聞ける人が周りにいるから大丈夫だと思っています。この分野はAさんが詳しい、Bさんはあの分野に精通している、その分野はCさんに聞けば何でも答えてくれる、という具合です。昔は、これで十分だったかもしれません。

 立場的になんでも聞ける人が周りにいるのかもしれません。しかし、例えば定年退職したらどうでしょうか。仕事関係の人はいなくなります。退職と同時になにもわからなくなります。

 人に聞いた場合は、その人の立場、考えに基づいた答えが返ってきます。意識的に立場の違う人から話を聞かない限り、反対意見を聞くことはありません。聞いた相手が、たまたま勘違いしていたということもあります。調べればわかることを人に聞くデメリットは、ここにあります。

 情報収集は適切な情報源にあたらなければなりません。さもないと不適切な情報が集まる可能性が高まります。

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