世界最高のセミナーをやると言われているアンソニー・ロビンズの数少ない実践書です。ここでは、そのエッセンスを紹介します。
1.「解決策がない」という感覚を捨てる
人生で、自分ではどうしようもないことが起こっても、「解決策がない」と思ってはいけません。あなたの過去は、あなたの未来と同じではありません。あきらめずに行動を続ければ、どんな困難も永遠に続きはしません。
2.人生に失敗はない
人生に失敗はありません。うまくいかなかった経験を積んだのです。「失敗」から学び、状況を好転させる努力をすれば、いつか必ず成功します。
3.決断をする
あらゆる行動は、決断から生まれます。決断こそが変化を起こす力です。運命を決めるのは、その人の決断です。
4.信じる
自分の力を信じなさい。信じるとは、「確かさの感覚」です。自分の力を確かだと感じることです。あなたの経験は、あなたの考えを支え、自分の力を確かだと感じる裏づけとなります。
5.望む方向に焦点を合わせる
人は意識を集中しているものしか見えません。目の前の多くのことのなかで、嫌なことや自分でコントロールできないことに気をとられてはいけません。自分の望む方向に意識を集中することです。
6.問題解決のための質問
意識を集中するためには、質問をします。役に立つ答えのでてくる質問をします。すると、自分の探しているものを見つけられます。
7.体を使う
感情は肉体に影響を与えますが、逆もまた真です。肉体的な動きは感情に影響を与えます。姿勢、身振り手振り、呼吸、歩き方など、最高の状態の自分を思い浮かべて手本にしましょう。
8.言葉の力
言葉には力があります。ポジティブな言葉を使えば明るい気分になり、ネガティブな言葉を使うと嫌な気分になります。ポジティブな語彙を意識して増やしましょう。
9.比喩の力
自分の人生や状況を表すのに比喩を使うことは、その比喩が伴うイメージを選択することです。自分の望む比喩を選択することです。
10.目標設定
目標を設定するということは、そこに人生の焦点を定め、自分の望む方向に進むことです。目標を設定すれば人生の方向が変わります。最初はわずかな違いでも、何年も経つうちにまったく違う目的地に到着します。
絶対に失敗しないとわかっていたら、あなたは何をするだろう。この問は、あなたの目標設定の助けになります。可能性に限界を作ってはいけません。
まず、夢をすべて書き出します。次に、いつまでにその結果に到達できそうか見積もりを立てます。今年中に実現できる目標を4つ選び、なぜ実現させたいか、理由も書きます。
今度は、目標を達成するためには、自分がどのような人間にならなければいけないかを書き出します。目標を設定したならば、すぐにその方向に進むための行動を起こします。
11.エクササイズ
最後に、「10日間メンタル・チャレンジ」と名づけたエクササイズがあります。自分の意識をコントロールするためのエクササイズです。
まとめ
以上が、アンソニー・ロビンズのセミナーのエッセンスになっているかもしれません。4日間のセミナーは、これをワーク等で肉付けしたものなのでしょうか?