言いたいことが言えるようになって私が感じていること

牡丹

 私は子供の頃、言いたいことが思うように言えずに悔しい思いをした記憶があります。

 小学校2年生の時だったと思います。夏休みの宿題の工作の展示会がありました。放課後、親も一緒に見学ができました。私は母を連れて見て回っていました。事前に一回りしていたので、得意になって母にいろいろと説明していました。

 すると見かけたことはあるけれども名前を知らない男の先生と会いました。
「何をしているんだ!」
と言われました。

 私は、母と一緒に展示会を見ているんだと言おうとしましたが、先生の言葉がとがめるような調子だったので、言葉が出てきませんでした。

 ちょうどその時、担任の先生が現れて、
「展示会を見ていたの?
 展示会は○時までなのよ。」
と言ってくれて、私は助かったと思いました。思ったことを言えない自分が情けなく、悔しくもありました。

 小学校5年生ぐらいのときのことです。近所の子供たちと3人で三角ベースの野球をやっていました。野球といっても3人しかいませんから、こちらは1人、相手チームは2人でした。こちらの攻撃の時は私がバッターでランナーがいるときは架空のランナーでした。

 2アウト、ランナー1塁という場面でした。私は、野手2人(といってもピッチャーともう1人です)の頭上を越える大きなフライを打ちました。

 すると相手のピッチャーは、インフィールドフライでアウトだと言います。私は野手の頭上を越えたフライがインフィールドフライのはずがないと思いました。お互いに野球のルールをきちんと知っていたわけでもありません。インフィールドフライがなぜアウトかも理解していません。ただ単にランナー1塁でフライを打ったらアウトだという主張に、そんなはずはない思うばかりで言葉が出ずに悔しい思いをしたことだけを覚えています。

 いずれも子供の時の言いたいことを言えなかった記憶です。このころから、言いたいことをきちんと言えるようになろうと考えていました。そこでいつの間にか気づいたのが、メタ認知とでもいう感覚です。

 自分と相手がいます。その2人の状況を客観的に見ているもう1人の私が意識できるようになりました。自分と相手のやりとりを見ながら、こちらの言葉に対する相手の反応を予測して、実際の私にアドバイスを与えるような感覚です。

 いつの間にか、このような感覚を持つようになり、自分の言いたいことが言えないということがなくなりました。さらに言わなくてもいいことを不用意に言ってしまうということもなくなったような気がします。

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