コンピュータを使うと馬鹿になるので、気をつけなければいけないこと

グラフ

「コンピュータを使うと馬鹿になる」とは以前から言われていることです。それは本当でしょうか?本当だとすればどうすれば良いのでしょうか?

文章を書くとき

文章を書くことを考えても、コンピュータを使っていると、漢字を書けなくなります。漢字は書けなくても、読めて同音異義語の使い分けさえ知っていればよいと考える人もいます。

文章を書くことにおいて、コンピュータを使う一番のメリットは、修正の容易さです。私が働き始めたときは、ワープロさえありませんでした。お客様に提出する文書も手書きで、修正が入ったときは書き直しが大変でした。

ワープロも最初は浄書機として使われていました。完成した文書でも、後から修正するのが苦にならなくなりました。

文章をはじめからワープロで書くようになると、文章の書き方が変わってきます。文章をはじめから書く必要もなくなりました。好きなところから書き始め、後から全体の構成を修正することもできます。

タッチタイピングができるようになると文章を書くスピードが速くなります。手書きの数倍の速さで文章を書けます。頭で考える速さに、書くスピードが追い付いてきます。手書きでは、頭で考えるスピードが書く速度に制限されます。

新聞社などではコストダウンになります。昔は手書きの原稿を見て活字を組んでいました。印刷がコンピュータ化されると、外部に入力を委託するようになりました。ワープロが普及し、文章を書く人がワープロを使うようになると外部への委託もなくなりました。

しかし、ここにもデメリットがあります。手書きの時代はデスクが赤字を入れ、記者に書き直しをさせていました。原稿をデスクがワープロで直接直せるようになってしまったため、締め切りが迫ってくると記者に書き直しをさせなくなります。効率は上がりますが、記者の書く力は向上しなくなります。

ソフト開発

ソフト開発もアセンブラから高級言語を使うようになったとき、コンピュータの仕組みを知らなくても開発できるようになりました。さらに、開発言語も使わず、開発支援ツールだけを使っていると、コンピュータをほとんど意識しなくても済みます。

一般の利用者は、コンピュータの仕組みを知らなくてもクラウドサービスやアプリを使います。

パッケージの利用が進み、ソフトウェア開発が自動化されていくと、コンピュータを知らないソフト開発者が増えていきます。

その他

製造業における原価計算などもコンピュータで処理するようになると、経理部門に原価計算のできる人がいなくなります。与信判断をコンピュータ化した結果、与信判断できる人が減ります。設計図をCADで描くようになり、設計者のスキルが落ちます。このようなことは、あらゆる分野で起こっています。

結論

コンピュータを使って人間のやっていたことを肩代わりさせると、その部分の人間の能力は、間違いなく落ちます。普通は、単純な部分はコンピュータにまかせて、人間はさらに高度なことを行おうとします。

しかし、高度なことを行うために、基本的なスキルに熟達している方が良いことがあります。

漢字をきちんと書けることが、美しい日本語を書くことに必要かもしれません。暗算や筆算に慣れていることが、高度な数学を考えるときにインスピレーションを与えるかもしれません。

アセンブラでシステム開発できるスキルが、自動化されたソフトウェア開発でも役に立つかもしれません。

このあたりの詳細な調査はないと思いますが、直観的には必要性を感じます。

漢字を書いたり、暗算や筆算で計算したりすることは、誰もがある程度まで、できるようになるべきだと思います。コンピュータでできることだからと、まったくできなくては、高度なこともできなくなります。

ソフトウェア開発の専門家になるならば、アセンブラでの開発も知っておくべきです。経理の専門家であるならば、原価計算ができなければなりません。

コンピュータ化していることを人間がすべてやる必要はありませんが、完全なブラックボックスとなってしまって、人間がわからなくなってしまうことは避けるべきことです。

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