もしもインターネットを使わなかったら

 「IT断食」などという言葉もありますが、インターネットがない時代のできごとを思い出しました。インターネットも携帯電話もない時代を振り返って、現在とどのように違っていたかを確認します。

 30年ほど前のことです。携帯電話もインターネットも存在しません。長崎への出張の帰りでした。翌日は、友人の結婚式でした。長崎空港で、最終便のチェックインをすませ、出発ロビーで待っていた時です。

 東京地方大雪のため、羽田行の便は欠航となったとアナウンスがありました。長崎はいい天気だったこともあり、東京が大雪というのは寝耳に水でした。長崎の天気予報では、東京の天気はわかりませんでした。(現在であれば、スマートフォンで簡単に東京の天気を調べられます)

 受付カウンターに行ってみると、翌日の便に変更しようとする人で、すでに人がいっぱいでした。しかし、翌日の始発便は、お昼近くであり、それでは結婚式が終わってしまいます。そのとき、福岡から帰ればいいことに気がつきました。福岡発羽田行の便は、早朝からあり、本数も多いはずです。

 翌日早朝の福岡発羽田行の便を予約しようとしましたが、あいにく受付カウンターは、翌日の便に変更しようとしている人で長蛇の列です。(現在であれば、スマートフォンから簡単に予約できます)

 公衆電話を探しました。数台並んだ公衆電話は、誰も使っていませんでした。電話帳もありました。航空会社に電話して、翌日の福岡発羽田行の朝一番の便に空席があることを確認して、予約するとともに、欠航となった長崎発羽田行の便をキャンセルしました。当時から航空券は、航空会社のカード会員であれば、電話だけで予約・変更できました。これに助けられました。

 次に、博多駅近くのホテルを予約しようと思いました。博多駅については、その1年ほど前に、山口県の小郡駅(現在の新山口駅)から博多駅まで来て、福岡空港から羽田に帰ったことが一度あるだけで、駅周辺の地理はほとんど知りませんでした。電話帳から適当に電話して、3件目ぐらいのホテルで空き室がありました。(現在であれば、スマートフォンから簡単予約にできます)

 博多駅からホテルまでの道順も電話で聞きました。(現在であれば、スマートフォンでわかります)

 次は、電車に乗るために駅に行かなければなりません。長崎駅行きのバスに乗ろうとしたら出たばかりでした。タクシーに乗ろうとしたときに、はっと気づきました。長崎空港に一番近い長崎本線の駅は、長崎駅ではなく、諫早駅です。長崎駅まで行ったのでは、かなり遠回りになります。(現在であれば、スマートフォンで最寄り駅は、すぐにわかります)

 タクシーの運転手に博多駅まで行くための最寄り駅が諫早駅であることを確認して、諫早駅に向かいました。諫早駅について、博多駅行きの電車の時刻を確認し、切符を買いました。電車の時刻まで少し時間があったので、公衆電話から東京に帰れないことを自宅に電話しました。(現在であれば、タクシーの中から電話できます。また、電子メール等で連絡することもできます)

 翌日は何とか間に合いましたが、このように考えてみると、スマートフォンをはじめとするITは、非常時ほど役に立ちます。30年前のインターネットも携帯電話もない時代は、連絡手段としては、電話が最も重要でした。テレフォンカードが使われ始めたばかりでしたが、いつもテレフォンカードを多めに持っていました。

 「IT断食」といっても、すべてのITを拒否してしまうことは、愚かなことです。便利な機能を使わない手はありません。ネットサーフィンやSNSを、テレビを見るように、だらだらと続けることをやめることです。

 テレビは見たい番組だけを録画して1.5倍速で見ます。インターネットは使う目的を明確に意識して使います。だらだらと見て時間を無駄にしないようにすることが大切です。

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