電子書籍のマーケティングの本です。マーケティングの手法としてはオーソドックスです。ターゲットを徹底的に絞り、ターゲットの好む小説を書いています。
プロモーションとして、Webサイト、メールマガジン、Twitter、ブログをフル活用しています。著者はこの方法で、Kindleで累計110万部もの電子書籍を売ったそうです。
電子書籍のマーケティングは、紙の本とは異なります。電子書籍はインターネット経由で売られます。そのため、インターネットを活用したプロモーションが有効です。ここでは、その概要を紹介します。
1.Webサイト
プロフィールや読者に伝えたい情報を載せる場所としていますが、最大の目的は、メール取得フォームから、メールマガジン読者のメールアドレスを取得することです。
2.Twitter
読者のツイートに対するお礼のリツイートなどで、Twitter上での拡散をねらっています。
3.メールマガジン
作家側からダイレクトにアプローチできる方法です。内輪ネタで読者とより深い関係を築けます。新刊リリースの通知や読者との継続的な連絡に使えます。メールマガジンの読者が生涯に渡って継続した読者となる可能性があります。
4.ブログ
電子書籍の告知、コンセプトや魅力のアピールで使います。読者とのインタビュー記事は、認知度向上とブランディングに効果があります。読者の共感を得られるエピソードを紹介することで、電子書籍の読者を増やしています。
ブログへのアクセスは、電子書籍、メールマガジン、Twitterから引き込んでいます。
5.Facebook
読者をWebサイトやブログに呼び込みます。読者のレビューに対する、感謝の表明にも使えます。
まとめ
著者が戒めているのは、売り込み行為です。売り込み行為は嫌われるだけです。プロモーションには、人間心理の理解が欠かせません。