ITを使う上での注意点|ささいな見落としが致命的な結果をまねきます | 定年起業のためのウェブコンサルティング

ITを使う上での注意点|ささいな見落としが致命的な結果をまねきます

白波

コンピュータシステムでは、数百万行のプログラムの中の1文字を間違えただけで、莫大な損害を被る事故が発生することがあります。
似たようなことが、ITを使うあなたにも起きるかもしれません。

以前、日本経済新聞電子版に『困ったES』と題し、「落としたくなるエントリーシート(ES)」の例として「社名が違ったり文章が途中で切れていたり」するものがあげられていました。
複数企業にあてたものをコピー&ペーストで作成し、間違えたものです。
この記事は、次のように終わっています。

「どんなに優秀な人材も、常識がなければ社会人としては通用しません。
ルールやマナーを守り、真摯に取り組みましょう」

たくさんのエントリーシートを作成する際に、コピー&ペーストを使うことを、常識がなく、ルールやマナーを守らず、真摯でないと考えているようです。

しかし、一人の学生が数十の企業にエントリーシートを提出することは、珍しくないようです。
全企業に同じ内容のものを送るかどうかは別にして、同じことがたくさん書かれていることは、容易に想像できます。

エントリーシート作成時に、コピー&ペーストをすることが責められることとは思えません。
見直しもするでしょうが、見落としがあるかもしれません。

その時に、企業名の修正もれを見落とすと上記のように言われてしまいます。
実際、エントリーシートに他社の社名が記入されていたら、落としたくなるでしょう。

ワードプロセッサのコピー&ペースト機能を使い、エントリーシートを作成したときは、社名などは絶対に間違いのないように確認しなければいけません。
社名の修正もれを見落とした場合には、その就職活動の結果に致命的な影響を与える可能性が大です。

私が会社勤めをしていたときに作成していた提案書も同じでした。
提案書は多くの部分を他の提案書から流用して作成していました。
その時、提案書の提出先の名称は絶対に間違えてはならないものでした。

あなたが、常識があり、ルールやマナーを守り、真摯な学生でも、ささいな見落としが致命的な結果を引き起こします。

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