ITリテラシーを高めるために必要なことを考えてみました。ITリテラシーとは、ITを使いこなすための能力と考えていいと思います。
IT機器の特徴
ITリテラシーを考えるときは、ITの特徴を知らなければなりません。ITは進歩が速く、新しい機器が次々と登場します。
数年前の常識は、常識でなくなります。一生懸命覚えたことや身につけたことが無駄になることもあります。
情報入手
ITは、次から次へと新しくなりますから、新しい情報の入手が必要です。幸い、ITの新しい情報は、インターネットから入手できます。
IT関連のニュースサイトやITについての記事を掲載するブログをRSSに登録して読めば、ひととおりの情報は入手できます。
また、ITについて発信している人のTwitterやFacebookをフォローすれば、ニッチな情報も入手できます。
特定のIT機器について知りたければ、Googleで検索すれば、何らかの情報は得られます。
エラーメッセージが表示され、どうすればわからなくても、エラーメッセージで検索すれば、解決方法を書いたブログが見つかる場合もあります。
ITについての情報に限れば、RSSとTwitterやFacebook、わからないことはGoogleで検索すれば十分です。
政治や経済など意見の分かれる分野で同じことをすると、同じような意見しか見なくなり、非常に偏った考え方をするようになる人もいます。
ITについては意見が分かれることは少ないですが、未発表の製品情報などは間違った情報が流れてくることがあります。やはり、複数の情報を比較し、自分で判断することが大切です。
また、情報は特定メーカーの製品に偏ることなく、広く入手した方が視野も広くなります。
IT機器を使う
情報を入手するだけでは、ITリテラシーは高まりません。自分で使ってみることが必要です。読んだり見たりするだけと、自分で実際に使うのでは大きく違います。
実際に使ってみると、読んだり見たりしただけでは気づかない細かなことに気づくことがあります。
また、慣れや習熟の問題もあります。慣れや習熟が必要なものは、実際に使わない限り身につきません。
タッチタイピングは、1日30分程度の練習を数週間やれば、ほとんどの人は身につきます。鍵盤楽器をやっている人は、指が自由に動くため、より早く習得できます。
ただし、慣れや習熟が必要なものは、業界標準となっているものを身につけることをお勧めします。業界標準となっているものは、継続してサポートされますが、そうでないものは、サポートが打ち切られる可能性があります。
サポートが打ち切られると、別の方法を身につけるまで、それなりの時間がかかります。
IT機器は、常に最新の機器を入手する必要はありません。新機種が出たといっても、速度が少し早くなり、記憶容量が少し増えただけの場合もあります。
IT機器を買うコツは、自分が使いたいときや、やりたいことができるようになったときに買うことです。それまでの機器ではできなかったやりたいことが、新しい機器であればできるというときに買うと後悔しません。
将来使うかもしれないという理由で買う必要はありません。必要になった時点で買えば、より高性能のものが安く買えます。
新機種が出たからといって買う必要もありません。その新機種で今までできなかったやりたいことが、できるようになるならば買うことです。
考える
実際にIT機器を使ってみると、新しい使い方を思いつくことがあります。また、うまくいくかどうかわからないけれども、試してみたくなることもあります。そういう時は、どんどん試してみることです。
また、うまくいかないこともあります。サポートする電話や電子メールが使えるならば、状況をきちんと整理して伝えることです。
キーワードをうまく工夫して検索すれば、良い方法が見つかるかもしれません。
内部の仕組みの想像がつけば、トラブルを解決するヒントになります。プログラミング経験のある人のほうが、ソフトウェアトラブルの目星は付けやすいと思います。
まとめ
IT機器が好きな人の方が、情報を入手し、自分でIT機器を買って使うことにより、ますますITリテラシーは高まります。
ITが苦手な人は、まずは自分が便利になったらいいなと思うところから、使ってみることです。