LINEで自殺者を出さない対策 | 定年起業のためのウェブコンサルティング

LINEで自殺者を出さない対策

kyoto

 LINEは子供を自殺に追い込むこともできる危険なツールです。LINEによるいじめも後を絶ちません。ところが、既に小学生にまで普及してしまいました。子供に使い方のルールを考えさせようという動きがあるようですが、子供に使い方のルールを決めさせることには無理があります。

 LINEで自殺に追い込まれる場合があることを、子供に考えられるとは思えません。LINEのグループから強制的に退会させたり、LINEのグループからひとりだけ外して別にグループを作ったりして、心理的に追い込みます。女子中学生ぐらいの年頃ですと他人の目を非常に気にして、心理的な葛藤を感じます。それが自殺につながります。

 子供に使い方のルールを考えさせてもいいですが、最低限のガイドラインは示してあげる必要があります。

1.すぐに返信する必要はない

 LINEはメッセージを見た場合、相手方に既読と表示されます。既読にもかかわらずメッセージを返さないと「既読無視」と言われ、仲間はずれにされることがあります。それを気にして、LINEをやめるタイミングをつかめず、深夜までLINEづけになったり、やめるタイミングでトラブルになったりします。

 既読でもメッセージを返さないことを許容しなければいけません。そして、それを常識としなければいけません。読んでも、メッセージを返せない場合があることを考慮しなければなりません。

 もともと電子メールは、電話と違い、相手と同期をとる必要がないことがメリットです。相手にメッセージを送り、都合のいいときに見てもらうのが本来の使い方です。電子メールが使われはじめたときは、仕事に集中している時に電話で中断されることが減るとよろこんだものです。

 電子メールが普及するに従い、ITリテラシーの低い人の中には、電子メールを受け取るとすぐに読むことを要求する人が現れるようになりました。それが極端になったのが、LINEのようなツールで、既読にもかかわらずメッセージを返さないと不満を感じる人たちです。

 子供たちには、LINEのようなツールでも、既読でもメッセージを返せないことがあり、返す必要もないことを教えなくてはなりません。

2.悪口や批判を言わない

 LINEのようなツールで言われた悪口や批判は、相手が過大に傷つき、争いが大きくなる場合があります。短い言葉をやりとりするツールでは、誤解が生じやすいものです。LINEのようなツールでは特に、悪口や批判などを言わないように教えなければいけません。

3.言い争いをしない

 LINEのようなツールでは、言葉足らずで真意が伝わりにくいものです。Twitterでも、何が言いたいのかわからない投稿はたくさんあります。そのような場での言い争いは無意味です。子供には言い争いになりそうになったら、LINEをやめることを教えなければなりません。

まとめ

 LINEは学校の事務連絡などにも使われ、子供からLINEを取り上げるのは無理な状況になってしまったようです。事務連絡だけで使っていればいいですが、通常のおしゃべりのように使うことを禁止することは難しいと思います。

 悪口や批判を受けてもスルーすることも付け加えたいですが、子供には無理だと思います。いつでもやめる、メッセージを返す必要もない、悪口や批判を言わない、言い争いをしない、ということが守られるならば、LINEによる自殺者はでないと思います。

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