LINE MUSIC の無料トライアル期間が8月9日で終了しました。すると利用者から批判が殺到しました。
LINE新サービスに批判殺到 「潮を引く」ようにユーザ離れ加速の深刻事態 | ビジネスジャーナル
批判の背景
批判は単に無料トライアル期間が終了したために発生しています。
当初から8月9日までの期間限定であることは周知されていました。
自動的に課金されてしまうわけでもありません。お金を払いたくなければ、そのままにしておけばいいだけです。
この点はApple Musicよりも良心的です。Apple Musicでは既定値のままでは自動的に課金されてしまいます。自動的に課金されたくなければ、設定を自分で変更しなければなりません。
「Apple Music」自動更新を無効にするには–試聴期間終了後に課金され続けるのを防ぐ – CNET Japan
批判の理由
批判はLINE MUSIC 利用者の単なる不平不満です。不平不満をつぶやいているだけです。自分が何も考えていないことを露呈しています。
サービスに不満があったわけではありません。お金を払うだけの価値がないと思っていたわけでもありません。音楽にお金を払って聞くものだという意識がなかったのです。
おそらく、若く自由になるお金も少ない人たちです。LINEの主要なユーザ層と重なります。音楽を聴くためにお金を払うなど考えられないのでしょう。CDは握手をするために買います。
批判に合理的な理由はありません。理不尽な批判です。批判にもなっていません。
LINEの失敗
今回の失敗は一律に期限を8月9日にしたことです。
そのため、不平不満がネットにあふれ、多数意見のように見えてしまいました。自分と同じような不平不満を見て、自分の不平不満も正当なものだと錯覚しています。
Apple MusicやAWA Musicは登録から90日間無料体験としているため、特定の日に期限が集中することが少なくなります。そのため、このようなことは起きにくくなっています。
もしかしたら、自動的に課金になっていることに気づかない人もいるかもしれません。
おわりに
LINEは主要なユーザ層が自由になるお金が少ない層であるため、有料サービスの展開が難しくなります。この点はYouTubeと同じです。YouTubeも視聴者の大半は小学生です。
これはLINEやGoogleの大きな課題となります。テレビが一家に一台だった時代は子供が見ていれば、親の目にも入りました。そのため、子供向き番組でも広告の価値はありました。
スマートフォンはひとり一台です。子供だけが見る広告の効果は小さくなります。LINEやYouTubeは広告効果が低いと割り切るしかないのかもしれません。