Facebookのニュースフィードには「友達」の投稿が表示され、Twitterのタイムラインにはフォローしている人のツイートが表示されます。Facebookの「友達」やTwitterのフォロワーを増やすことにより、自分の投稿やツイートを見てもらえる人が増えるように感じますが、そこには落とし穴があります。
Facebookの「友達」やフォロワー、Twitterのフォロワーは、お金を払って増やすことができます。しかし、お金を払って増やした「友達」やフォロワーが、自分の投稿やツイートを見てくれるでしょうか。
日本語の投稿やツイートしかしないのに、日本語を解さない外国人の「友達」やフォロワーを増やしても意味がありません。なかには架空アカウントもあるかもしれません。
仮に、日本語を解する本物の人間のアカウントだとしても、お金でフォローした人の投稿やツイートを積極的に見るでしょうか。Facebookのニュースフィードにはたくさんの投稿が表示されます。Twitterのタイムラインは、あっという間に流れていきます。
「友達」やフォローが多い人は、特定の人をリストに登録して見ないと、見逃しが多くなります。お金をもらってフォローした人をリストに登録する人がいるとは思えません。
Facebookの「友達」やフォロワー、およびTwitterのフォロワーを買ってくる行為は、単純に数を増やすことにはなりますが、自分の投稿やツイートを見てくれる人を増やすことにはなりません。
それ以外の「友達」やフォロワーを増やす行為についても考えてみます。
Facebookには「友達」を増やすためのグループがあります。Twitterにはフォローすればフォロワーになってくれる人もいます。こうして増やした「友達」やフォロワーが、自分の投稿やツイートを見てくれるかというと、やはり疑問だと思います。やみくもに増やした「友達」や、フォローしまくって増やしたフォロワーも、自分の投稿やツイートを見てくれることは、あまり期待できません。
Facebookでは、架空アカウントからの「友達」リクエストがしばしば来ます。架空アカウント3人と友達になると、アカウントを乗っ取られるリスクがあります。「友達」の数の上限は5000人ですから、架空アカウントでいっぱいにしないためにも、架空アカウントの「友達」リクエストは拒否しなければなりません。
FacebookでもTwitterでも、セミナーやグループ等で一緒になり興味の方向が似ている人や、自分に興味を持ってくれて「友達」やフォロワーになってくれた人以外は、自分の投稿やツイートを見てくれることは期待できません。
Googleはアルゴリズムを見直し、人為的なSEOを無効にしつつあります。FacebookやTwitterでも、人為的に増やした「友達」やフォロワーは意味がないということで同じです。