パソコンの売り上げが不調で、2014年第二四半期にもタブレットに抜かれるという予測があります。
このまま行くと2014年第二四半期にタブレットの売上台数がPCを抜く ? Techcrunch
パソコンはこのまま消えていくのでしょうか。
パソコンのメリット
結論から言うと、パソコンにはタブレットにはないメリットがあり、すみ分けが起きます。
キーボード
大量の文字を入力するためには、キーボードが必要です。タッチパネル上にソフトウェアで実現したキーボードでは、高速のタッチタイピングは困難です。
タブレットに外付けのキーボードを接続することができます。
しかし、タブレットと外付けのキーボードを持ち運ぶよりは、ノートパソコンを持ち運んだ方が楽です。
最近発表された12インチのディスプレイを持つSurface Pro 3に付属のキーボードをつけると、13インチのノートパソコンであるLavie Zよりも重くなってしまいます。
また、手の動きから文字を入力する仮想キーボードのアイデアもありますが、確実にタッチタイピングができる人しか使えず、最上段の数字や記号を目で見て入力する人には使えません。
手のひらにくっつけるだけでどこでも文字入力できる劇的に軽くて省スペースなエアーキーボード「AirType」 – GIGAZINE
ディスプレイの大きさ
据え置き型のパソコンでは大型のディスプレイを使えます。大型ディスプレイは多くの情報を同時に表示でき、作業効率が大幅にアップします。
タブレットでも21.5インチのものがありますが、重さも6Kgあり、持ち運びは困難です。タブレットというよりも、パソコンのディスプレイにAndroidを載せた製品です。
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パソコンとタブレットとの使い分け
パソコンは、主に情報発信に使う道具です。情報発信にはキーボードが必要であり、ディスプレイは大型のものが便利です。
タブレットは、主に情報収集に使う道具です。持ち運びやすさと大きさがトレードオフの関係にあります。
ネットから主に情報を入手するだけの人は、タブレットがあれば用が足ります。このような人が大半です。
ネットに情報を発信する人にはパソコンが必要です。タブレットだけでは不便です。こういう人はまだ少数派です。
しかし、これからは情報発信が求められます。情報を入手するだけでは意味がありません。
タブレットが情報を発信する人からパソコンを奪うことはありません。そして、情報発信する人は徐々に増えていきます。