ガラホと呼ばれるAndroidを搭載しガラケーの形をしたモバイル端末が発表され、モバイル端末の選択肢が増えました。ガラホは通話とテザリング専用に使うと良いという意見もあります。
“ガラホ”はスマホ初心者ではなく上級者が使いこなすと面白い端末《伊藤浩一「モバイルライフ応援日記」》
携帯スタイルの端末でありながら、LTE対応とテザリング機能を搭載しています。つまり、「通話のできるWi-Fiルーター」として活用することが可能です。メインのネット端末はタブレットを使用して、「AQUOS K」は通話とテザリング機能を利用する、と割り切って使うことができます。スマホ上級者の方には、実は最適な端末に感じました。
確かにガラホはLTEが使えるようになり、テザリングをしたときの通信速度が速くなります。
しかし、電池の持ちが気になります。ガラホはガラケーには及ばないまでも、電池の持ちを良くしたと発表されていますが、それは通話や待受け状態での話です。体積が小さい分、テザリングをしたらスマホほど電池は持たないでしょう。
テザリングを行う場合、パソコンかタブレットと一緒に使うことになります。現在はスマホのテザリングかモバイルルータを使っているはずです。スマホを使っている人が、ガラホに変えることは考えられません。
ガラケーとモバイルルータを使っていた人が、ガラホにして通信回線を集約することはありえます。
主に通話でガラケーを使っていた人が、新たにパソコンやタブレットをモバイル環境で使おうと考えたときも、ガラホが候補にあがってきます。
このようにモバイル端末に何を使うかは、その人がモバイル環境で何をするかで決まります。
通話とメールだけできればいいという人は、ガラケーで十分です。FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを使ったり、Webサイトを見たりする人は、スマホが便利になります。
Webサイトを見る場合、スマホ対応のサイトも増えていますが、パソコン対応だけのサイトもあります。画面は大きいほど見やすくなります。写真や動画を見るときも、画面は大きい方が細部まで見られます。
スマホやタブレットは、小さければ持ち運びが楽になります。画面は大きくなるほど見やすくなります。持ち運びの容易さと見やすさは、二律背反の関係にあります。
私は今までiPhone 3GS、iPhone 4S、iPhone 5、iPhone 6 Plusと使っています。最初のころは、片手で操作できる大きさがいいと思っていましたが、最近はポケットに入る大きさで、できるだけ大きな方が良いと思うようになってきました。
ポケットに入らない大きさでは、常に身につけておく気になりません。片手で操作するのは限られた状況なので、あまり重要ではないと感じるようになりました。
私は、タブレットを持ち歩くことはありません。パソコンはキーボードを使って大量の入力をしたいときだけ持ち歩き、スマホでテザリングして使います。
ガラホでテザリングする人も、タブレットよりはパソコンと一緒に使う人が多いのではないでしょうか。
いずれにせよ、ガラホでテザリングする人は、かなり少数派となるはずです。