天職に就くための方法というものがあるのではないかと思いましたので、ここに書いてみます。
1.自分を知る
天職に就くためには、自分を知らなければなりません。まず、次の質問に答えてください。
「自分は特に、どんなことに意義を感じるのだろうか?」
「自分は特に、どんなことに喜びを感じるのだろうか?」
「自分は何が得意なのだろうか?」
ここで大事なことは、建前ではなく自分の真の答えを見つけることです。人はしばしば社会や世間から要請された建前を、自分の感覚と勘違いすることがあります。
また、自分の得意なことを見つけるための道具としては、次のものがあります。まだ試したことがなければ是非試してみてください。
ストレングスファインダー
インターネットに接続し、ストレングスファインダーを試せるIDナンバーが次の書籍についています。IDナンバーは一度しか使えませんので、古い本を購入しないようご注意ください。
VIAテスト
無料で公開されているテストがあります。言語オプションとして日本語を選択できます。
http://www.authentichappiness.sas.upenn.edu/
2.市場を探す
真の自分がわかったら、自分が意義と喜びを感じ得意なことができる市場を探します。時代や地域により異なり、ここが一番難しいところです。自分自身を売り込むマーケテイングでもあります。戦略も必要になります。ニーズはあるけれども、ありそうでなかったブルーオーシャンが最適です。もしかしたら、次の本が参考になるかもしれません。
3.高次元の目標を定める
市場が見つかったら、自分が意義と喜びを感じ得意を活かせる目標を定めます。仕事をより大きな背景の中で考えることです。この目標に向かって活動することそのものが幸福です。
4.グローバルに通用するスキルを身に着ける
仕事をしようをした場合、企業や役所などの組織に所属せざるを得ないことが多くあります。はじめから、自分一人であるいは自分が中心になって仕事をできる環境はなかなか見つかりません。ある組織で、自分が意義と喜びを感じ得意なことができる仕事ができたとしても、いつまでもできるとは限りません。意に沿わない配置転換もあります。会社が業績不振でその市場から撤退することもあります。一時的なものであれば良いですが、そうでない場合は新しい仕事場を探さなければなりません。そのようなときに、自分の仕事場を見つけられるように、グローバルなスキルを身につけておく必要があります。ある特定の組織だけで通用するスキルでは、他の組織では役に立ちません。組織を飛び出しても通用するスキルを身に着けることが、自分が意義と喜びを感じ得意なことを続けるためには必要です。