赤信号で横断歩道を渡るか?

 何年も前のことですが、会社帰りの深夜0時過ぎに、幅4mほどの道路の横断歩道を、車が来ないことを確認して渡りました。渡り終わったところに警官がいて、
 「信号が赤じゃないか」
とつぶやきました。私は、車が来ないことを確認することに気を取られ、信号が赤であることも、警官がいることも、つぶやきを聞くまで気がつきませんでした。

 サッカー日本代表監督であったトルシエ監督は、「どうして日本人は、赤信号だというだけで、明らかに車の来る気配のない横断歩道を渡ろうとしないんだ?」と言っていました。そして、その言葉はいろいろなところで引用されていました。トルシエ監督の周りの人がそうだったのかもしれませんが、違和感を覚えていました。

 2012年5月8日の日本経済新聞の春秋によると、日本人は、「車が全く通らず、まわりで誰も見ていなければ、赤信号で横断歩道を渡ることもある。でも、ちょっと後ろめたい」で、ドイツ人は、「車が一台も来ない道で、厳しい表情で信号を待ち続ける」そうです。

 私がニューヨークに行った時は、車が来ていても車を手で制しながら、赤信号で横断歩道を渡っている人を見ました。

 文化の違いを正確に伝えることは難しいです。日経のドイツ人の話も鵜呑みにすべきではありません。そうしないとトルシエ監督と同じ轍を踏むことになります。

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