Facebookで上司から友達リクエストが送られてきて困るという話を聞きました。仲の良い友達とのやり取りを上司に見られたくないというものです。どのように対応するか考えてみます。
まず、自分のタイムラインが誰に見られる可能性があるかをきちんと認識しておく必要があります。タイムラインが「公開」となっていれば、友達になっていなくても上司も読めることを忘れてはいけません。名前で検索して見つければ、タイムラインを読むことはできます。「いいね!」もできれば、コメントも残せます。
友達限定にしておけば、原則、友達しかタイムラインを見られません。友達になっていない上司には見えないわけですから、上司から友達リクエストが来ると困るというのもわかります。しかし、友達がタグ付けされて、上司がその友達と友達であれば、見られてしまいます。Facebookは、仕様がしばしば変更されますが、現在のプライバシー管理のヘルプにはそのように書かれています。
どうしても見られたくないやり取りは、秘密のグループの中でやらなければいけません。つまり、上司に見られたくないやり取りは、秘密のグループを作り、その中で行う必要があります。
そうすると、上司から友達リクエストが来た時の対応も決まります。そのまま、承認すればいいだけです。上司を秘密のグループに招待しない限り、上司にはグループの存在さえわかりません。
上司があなたのタイムラインに書き込むようであれば、タイムラインに書き込めるのは、自分だけに変更できます。そうすると上司は、あなたに絡むことはできません。
過去の投稿で、上司に見られたくないものがあれば、公開範囲を「自分のみ」に変更すれば見られなくなります。
Facebookにかぎらず、SNS全般に言えることですが、誰かに見られて困ることは、書かないことです。何かの拍子に見られてしまう可能性が常にあります。システムのバグで、プライバシーが破られる可能性もあります。
誰かに見られて困ることを書かなければ、上司の友達リクエストも気にすることはありません。そのまま、承認して友達になってもらえばいいだけです。コメントを書き込んできて、そのままにしておく訳にもいかず、対応が面倒だということは、あるかもしれません。しかし、それは友達かどうかに関係なくできることです。
上司でなければ、ブロックしてしまえばすむ話ですが、上司ですと、むげにブロックするわけにもいかないという問題です。
こうなるとリアルの世界の問題と同じです。仲間どおしの会話に上司が横から色々と口をはさんでくるが、どうするかという問題と同じです。対応は難しいかもしれませんが、Facebook特有の問題というわけではありません。個別の状況に合わせて対応するとしか言えない問題です。