フレームワークは、各種の課題を解決するためのツールです。フレームワークを使うことにより、見落としを防ぎ、効率良く分析することができます。あなたもPDCAや特性要因図などの言葉は聞いたことがあると思います。
ところが、言葉を聞いたことがあるとしても、その説明を求められると詰まってしまうことも良くあります。本書は、そのような時のためにフレームワークを網羅的にあげ、原則見開き2ページの図解入りでわかりやすく説明したものです。
フレームワークは、それを使うことで安心してしまい、使うことが目的化してしまう危険性もあります。フレームワークを使うことにより、思考停止状態になってしまうわけです。
フレームワークを使った分析により、課題となっている結果の原因を突きとめたとしても、そこが自分のコントロール外のところでは、手の打ちようがありません。自分の影響力のおよぶ範囲で、結果に働きかけなければいけません。
そのために、多数のフレームワークから、自分が使え、結果に影響をおよぼせる方法を選択することになります。課題に合わせて、最適のフレームワークを選び出さなければなりません。場合によっては、オリジナルのフレームワークを生み出すことも必要です。
本書には、著者のオリジナルなフレームワークが三分の一程度含まれているそうです。本書を参考にあなたのオリジナルフレームワークをつくり出してください。