インターネットバンキングのパスワードを盗んだり、クレジットカードの情報を盗んだりするウィルスが増えています。
インターネットバンキングのパスワードを盗まれると、犯人の口座にお金を振り込まれ、引き出されてしまいます。
口座は架空名義の口座であるため、お金を引き出されると取り戻すことは困難です。
クレジットカードの情報があれば買い物ができます。高額な買い物をされてしまいます。
ウィルスに感染したために被害にあうわけですが、どのようにウィルスに感染するのか説明します。
パスワードやカード情報盗難の手口
企業のサイトや有名人のブログなど、多くの人が閲覧するページを改ざんして、ウィルスを仕込みます。
ウィルスが仕込まれたページをソフトウェアに欠陥があるパソコンでアクセスすると、パソコンにウィルスが感染します。
ウィルスに感染すると、パスワードを入れる画面やクレジットカード情報を入れる画面で、偽の画面が表示されます。
そこで、パスワードやクレジットカード情報を入れると、それが送信され盗まれてしまいます。
情報盗難の防止方法
ウィルスが仕込まれたサイトを閲覧しなければウィルスに感染しませんが、ウィルスに感染しているかどうかは、外から見ただけではわかりません。
パソコンのソフトウェアに欠陥がなければウィルスに感染しません。そのため、ソフトウェアの欠陥が修復されたらすぐに更新を行うことです。
ソフトウェアの欠陥は、パソコンの基本ソフト以外にも、Java、Adobe Reader、Flash Playerなどにもあり、悪用されています。
ソフトウェアの欠陥をすぐに修復するだけでかなり大きな効果があります。ウィルスに感染する人の多くはソフトウェアの欠陥を放置している人です。
しかし、これで完璧ではありません。ソフトウェアの欠陥を修復する前にウィルスに感染してしまうリスクがあります。
2014年4月28日、MicrosoftのInternet Explorerに欠陥が見つかり、数日間欠陥が修復されませんでした。
あの時に、その欠陥をつくウィルスが仕込まれていたら、すでにパソコンはウィルスに感染している可能性があります。
ウィルスに感染しているかどうかは、ウィルス感染を防ぐソフトウェアで調べることができます。ただし、ウィルスの検出も100%確実ではありません。
それでは、どのようにしてウィルス感染を防いだらよいのでしょうか。
ウィルス感染の防ぎ方
結論から言うとウィルス感染を100%防ぐことはできません。万が一ウィルスに感染したときに感染に気づくことが大切です。
パスワードやクレジットカード情報を入力する画面で怪しいと気づくことです。本物そっくりの画面だとしてもどこか違う可能性があります。
インターネットバンキングでログイン時や残高照会などで確認番号表(乱数表)の番号を求めることはありません。
電子メールで知らせてきたサイトに、パスワードの入力を求められたらおかしいと気づかなければなりません。ウィルス感染していなくてもパスワードを盗まれてしまいます。
クレジットカード情報は一度入れれば、記録しているはずです。同じ情報を2度入れさせるということは、おかしなことです。
おかしいと思ったら、電話をかけて確認することです。
まとめ
ウィルス感染を防ぐためには、ソフトウェアの欠陥をすぐに修復することです。さらにウィルス対策ソフトでウィルス感染を常に監視していなくてはいけません。
それでも100%ウィルス感染を防ぐことはできません。情報が盗まれないか、常に疑ってかからなければなりません。
少しでも怪しいと思ったら、情報を入力せずに電話をして確認することです。