iPhoneのTouch IDの認証が、7歳の子供に破られたとニュースになっています。
iPhone encryption stops FBI, but not this 7-year-old – Dec. 1, 2014
父親が眠っている間に、子供が父親の指をiPhoneのTouch IDに押し当て、ロックを解除したということです。幸い被害は、MinecraftとAngry Birdsをダウンロードされただけでした。
これは、Touch IDが発表されたときから問題になっていた脆弱性です。恋人通しでもあり得ます。強盗に無理やり指をTouch IDに押し付けられ、iPhoneに保存したあった情報を盗まれるということもあり得ます。
木工用ボンドに写し取った指紋でも解除できたという話もあります。
「iPhone 6 Plus」「iPad mini 3」のTouch IDを偽造指紋で突破、ついでに猫の肉球でも認証OK – GIGAZINE
一般にセキュリティは、対策を強化すれば使いにくくなります。Touch IDは4桁のパスコードよりもセキュリティが甘いと言えます。その分、便利かというと微妙です。
まず、登録に時間がかかります。指1本を登録するときに向きを変えながら何回も登録しなければなりません。
認証するときに、1回で認証しないときもよくあります。数回で認証しないときは、パスコードの入力が必要になります。
私のiPhone 6 PlusのTouch IDは、私の指先が荒れてきたのか、最近認証しないことが増えました。その時は4桁のパスコードを入力しています。
iPad mini 2とiPad mini 3の違いはTouch IDだけですが、価格も違います。Touch IDのためだけに、追加の費用を払う意味はないと思います。