渕上真由さんのセミナー『iPhone・スマホで「いいね!」写真を撮る(撮影編)』に参加しました。渕上さんは、コーチングを取り入れて被写体の魅力を引き出すことを得意とするフォトグラファーです。
iPhoneカメラでも一眼レフに負けないぐらいの写真を撮ることができます。セミナーの中で、渕上さんがiPhone5sで撮った写真と一眼レフで撮った写真を比較しましたが、どちらで撮影したかを全部あてた人はいませんでした。
ここではセミナーで学んだことから3つだけ紹介します。
ボケのある写真を撮る
iPhoneカメラの最小焦点距離は約10センチです。最小焦点距離にピントを合わせると、背景が最もボケます。
露出(明るさ)の調整
iPhoneカメラの画面上で、ピントを合わせたいところをタップします。すると、ピントだけでなく、明るさも自動的に調整します。自動調整された明るさに不満であれば、さらに手動で調整することもできます。
画面をタップすると、ピントが合っている場所を示す黄色の四角い枠の横に、太陽のような丸い円が表示されます。この丸い円が明るさを示しています。
画面を上にスワイプすると明るくなり、下にスワイプすると暗くなります。丸い円をスワイプするのではなく、画面をスワイプすれば大丈夫です。
下が手動で明るくしたところです。
AE/AFロック
画面上にピントや明るさを合わせるために適当なものがないときがあります。そんな時には、「AE/AFロック」の機能が使えます。
ピントと明るさを合わせたいところを画面に表示し、数秒間タッチします。すると画面の上の方に黄色のリバースで「AE/AFロック」と表示されます。これで、ピントと明るさが固定されます。この状態は、次に画面をタップするまで維持されます。
カメラの向きを変えて、撮りたいものに向けてシャッターを押せばOKです。
影のところでAE/AFロックして、被写体にカメラを向けたところです。
おわりに
明るさの調整やAE/AFロックはiOS8からの機能です。知っている人には常識でしょうが、特にAE/AFロックは、知らないと使えない機能です。
セミナーでは、このほかのiPhoneカメラの機能や写真の構図の話もあります。写真の初心者の方にはおすすめのセミナーです。