AppleIDを複数人で共有することは、Appleは認めていません。
『Apple IDについてよくお問い合わせいただく質問 (FAQ) – Apple (日本)』に次のように書かれています。
Apple ID を他のユーザと共有することは可能ですか?
Apple ID は他のユーザと共有しないでください。連絡先、写真、デバイスバックアップなどの個人情報にアクセスするために使用されます。Apple ID を他のユーザと共有すると、そのユーザはお客様個人のすべてのコンテンツにアクセスできることになり、誰が実際にアカウントを所有しているのかが明確でなくなる可能性があります。iTunes StoreおよびApp Storeの購入アイテム、写真、カレンダー、その他の情報を他のユーザと共有するには、ファミリー共有、iCloud写真共有、およびその他の便利な共有機能をご利用ください。
しかし、Appleは厳密なチェックはしていませんでした。
そのため、家族間でAppleIDを共有し、有償アプリを共通で使うことができました。高いお金を出して買った有償アプリを家族間で共有できないことはおかしいと、多くのユーザーが考えていました。
以前は、iTunesでアプリを買うときのAppleIDを共有し、iCloudでは別のメールアドレスを指定することにより、iCloudの情報を別々に持つことができました。
しかし、2017年5月5日現在では、iCloudにログインするときは、Apple IDが必要になっています。
ファミリー共有
iOS8で新しくファミリー共有という機能がリリースされます。
最大6人までの家族が、アカウントを共有することなく、アプリ等のコンテンツを共有することができます。
これは、Appleが、AppleIDの共有はさせたくないが、家族間の有償コンテンツの共有は当然だと考えた結果リリースされた機能です。
Kindle等の電子書籍でも、同様の機能をリリースしてほしいものです。