ネット上の情報は日々増え続けています。ネット上の情報には間違った情報も数多くあります。
はじめからデマやウソとして書かれたものだけではありません。
投稿された時点では正しい情報でも、年月とともに間違った情報になる場合もあります。特にIT関係の情報は変化が激しく、数年もたてば時代遅れの情報となることも珍しくありません。
そのような情報に対して、どのように対処すべきでしょうか?
日付を明記する
常に最新の情報に更新し続けることが望ましいことは言うまでもありません。
しかし、それは困難なことです。
特に個人のブログで、千を超える記事があると、すべての情報をチェックしきれません。
そこで、最低限必要なことは、記事を投稿した年月日を明記することです。投稿した日付があれば、読む人はその時点の情報だとわかります。
投稿年月日は、記事の先頭に近く、見つけやすいところに記載したいものです。記事の末尾では、最後までスクロールして日付を確認してから、またスクロールして先頭に戻ることになり、読む気が失せます。最後まで読んでから古い情報だったと気づくことにもなります。
「続きを読む」をクリックしないと日付が見えない記事も問題です。読者に余計な手間をかけさせることになります。
せっかく日付が入っていても、年を省略していては意味がありません。時間がたてば、年は月日よりも重要な情報です。
日付を確認する
記事を読む人も、いつ書かれた記事なのか、意識して読むことが必要です。
日付が古い記事であれば、そのつもりで読まなければなりません。特に、検索で見つけた記事には要注意です。
中には、日付が記載されていない記事もあります。そのような記事は、信頼性を割り引いて考えなければなりません。
IT関係の情報だけでなく、ニュースなどでも日付は重要です。いつのニュースなのか明記されていなければ、ニュースの価値はありません。
おわりに
考えてみれば、情報に日付は必須のものです。
仕事で使う情報であれば、まずいつの情報なのかを確認します。
新聞や雑誌、書籍もいつ出版されたものかを確認します。情報は時代背景とセットで初めて意味があるものです。
高度経済成長時代に書かれたものと、バブル期に書かれたものと、バブルがはじけた後に書かれたものでは、同じことが書かれていても意味が違います。
この時代にここまで書いてあると感心することもあります。
紙の媒体であれば、紙が古びてきますから、それが時代の手掛かりになることもあります。
ところが、ネットでは日付が明記されていなくては、いつの時代に書かれたものかわかりません。ネットでは紙媒体以上に日付の明記が重要です。