LINE BLOGの利用規約が本日(2016年11月17日)改定されました。
昨日このブログで書いた1年間更新しないとアカウントもコンテンツも削除されてしまう可能性に関連する項目が削除されました。
現在の利用規約第4条は、次のようになっています。
第4条(本件アカウント)
1.お客様は、当社に事前の書面(電子メールを含みます。以下同じです。)による承諾を得ることなく、お客様以外の第三者に本件アカウントを利用(本件アカウントへのアクセス、本件アカウントからの情報の発信、その他本件アカウントの一切の操作をいいます。)させてはならないものとします。
2.お客様が本件アカウントを削除する場合、本件コンテンツも本サービス上から同時に削除されます。お客様が誤って本件アカウントを削除された場合であっても、本件アカウント復旧はできませんのでご注意ください。
引用元:利用規約 – LINE BLOG
昨日までは、次の項目がありました。
3.当社は、最終のアクセスから1年以上経過している本件アカウントを、あらかじめお客様に通知することなく削除することができます。
1年間アクセスしないとアカウントを削除するという項目をなくしたわけです。
アカウントとコンテンツの削除をやめた理由
そもそもなぜアカウントを削除するなどとしたのでしょうか?
どんなサービスでも、アカウントは作ったけれども使っていない人はたくさんいます。しかし、どのサービスも削除はしていないと思います。
なぜならば、削除する手間が、削除するメリットよりもはるかに大きいからです。
削除するメリットは、データ量の削減です。それ以外はないと思います。しかし、使われていないアカウントで使用しているデータ量は微々たるものです。
それに比較して、1年間以上アクセスしていないアカウントを削除するためには、そのためのプログラムを作成し実行しなければなりません。万が一バグがありアクセスしているアカウントを削除してしまっては大ごとです。
LINEはこのことに気づかなかった可能性があります。
アカウントを削除すると同時にコンテンツも削除されるとありますから、1年間アクセスしていないとコンテンツも削除される可能性があります。
これは、利用者にとってはとんでもないことです。ブログとしては使えません。
そのことにも気づかなかった可能性があります。
つまり、1年間アクセスのないアカウントを削除することは、LINEにとってもデメリットの方が大きく、利用者から見たらブログとして使えないことを意味することに気づいていなかった可能性が大きいと思います。
「著作人格権の不行使」は残した
著作人格権の不行使は残ったままです。
LINE BLOGに投稿された文章、写真、イラストなどは、LINEが勝手に、改変も含めて、広告・宣伝に使う道を残しています。
まとめ
1年間アクセスのないアカウントやコンテンツを削除する規約は、注意不足で入れた可能性が高いと思います。
著作人格権の不行使を残していることは、LINEの考え方、社風を示しているものだと思います。
すなわち、LINEには、利用者のコンテンツや著作権を敬う気持ちがないと言えます。
【2016年11月18日追記】
LINE BLOGの中の人から反論がありました。
LINE BLOGの反論はクリエイターの気持ちがわかっていない
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