目標達成には、タスク管理よりパーソナルプロジェクトマネジメント

 パーソナルプロジェクトマネジメントというものがあります。プロジェクトマネジメントを個人の活動にも適用しようというものです。

 プロジェクトマネジメントとは、もともと化学工場やミサイル開発などの技術関連分野で、開発期間を短縮するために生まれた技術です。その後、宇宙開発などを通じて大きく進歩し、ITシステムの構築、造船、建設などでも使われています。

 プロジェクトとは、特定の目標と期限がある一回限りの活動と定義されています。すなわち、毎日行う日常的な活動はプロジェクトではありません。個人の活動では、家を建てる、引っ越しをする、犬小屋を造るなどはプロジェクトになります。毎日同じ朝食を作ることはプロジェクトではありませんが、特別に腕をふるって食事を作ることはプロジェクトになります。

 個人の活動を改善する方法として、タスク管理があります。主として、毎日の活動を忘れずにきちんと実施するための方法です。それに対して、パーソナルプロジェクトマネジメントは、特定の目標と期限のある一回限りの個人の活動を改善できます。

 個人の活動の改善は、タスク管理で十分ではないかとも考えられますが、プロジェクトマネジメントの手法が有効な場面もあります。例えば、プロジェクトマネジメントには、ステークホルダーというものがあります。ステークホルダーとは関係者と考えて下さい。

 タスク管理ではステークホルダーは管理しませんが、何かをしようとする場合に、周囲の人の理解の有無がモチベーションの維持に大きな影響を与えます。この周囲の人がステークホルダーにあたります。プロジェクトマネジメントでは、ステークホルダーも管理の対象です。

 タスク管理が各種ツールを利用するのに対し、パーソナルプロジェクトマネジメントは、まだまだ改善の余地があるように感じます。ツールの利用以外にも、パーソナルプロジェクトマネジメントを効果的に実施する方法について、いろいろと考えていきたいと思っています。

 パーソナルプロジェクトマネジメントの参考書として次の本があります。