「トライブ」とは、何らかの共通の興味を持ち、互いにつながっている集団を指します。これまでは、ヒエラルキーを持ったピラミッド型の組織が集団の代表的な形でした。
現代では、インターネットにより世界中の人が容易につながれます。そのため、誰でも簡単に、自分のトライブを作ることができるようになりました。そのトライブには、ヒエラルキーがありません。しかし、リーダーシップを発揮するリーダーはいます。
自らリーダーシップを発揮し、自分のトライブを作れば、自分のアイデアを実現できます。変化を引き起こせます。トライブは、簡単に作れ、失敗したとしても失うものは何もありません。行き詰まったら新しいトライブを探すこともできます。
この動きは世界中でおきています。トライブを作るために必要なことは、その気になることです。完璧である必要はありません。まず、はじめてみることです。ひとりからはじめることもできます。
トライブを発展させるコツが3つあります。
1.モチベーションを刺激する
共有する興味を「夢中で取り組める目標」や「現状を変えたいという欲求」に変えて、メンバーのモチベーションを刺激します。
2.人々をつなげる
インターネットが人々をつなげることに革命を引き起こしました。ブログ、Facebook、Twitter、Skypeなどは、トライブ内のつながりを強め、トライブ内に活動の情報や評判を広めることができます。
3.レバレッジを与える
インターネットやマーケティングは、個人の力にレバレッジを与え、自分以外の人の力を使えるようにしました。このマーケティングとはトライブとつながり、商品やサービスを口コミで広まるストーリーとともに送り届けることを意味します。また、自分も勢いのあるトライブの一員だという充実感を味わえることで、新メンバーを引き入れます。
トライブの豊富な具体例が、本書に示されていますので、是非ご覧ください。
「最後の言葉」に、本書から「何か」得るものがあったら、その言葉を誰かに伝えてもらいたいと記されています。このブログがそのひとつとなれば幸いです。