警察に逮捕されないためにウィルス感染を防ぐ方法

 ウィルスに感染したパソコンが乗っ取られ、そのパソコンから犯罪予告が書き込まれて、パソコンの持ち主が逮捕・起訴されるという事件が報道されました。警察は、犯罪予告を書き込んだIPアドレスを元に逮捕したということです。

 警察に対しより慎重な捜査を求める声もありますが、ウィルスに感染しないようにする防御も必要です。報道によると、2ちゃんねる経由でタイマーなどを設定するソフトをダウンロードして、ウィルスに感染したということです。

 ウィルスに感染しないための方法をまとめます。

1.基本ソフトを最新のものにする

 基本ソフトの脆弱性をねらった攻撃に対して有効です。今回のウィルスは基本ソフトの脆弱性をねらったものではないため、基本ソフトを最新にしていても感染しました。

2.ウィルス対策ソフトを導入し、常に更新する

 既知のウィルスを防ぐことができます。しかし、今回のウィルスは新種のウィルスということですので、ウィルス対策ソフトでは、防げませんでした。

3.不審なメールやホームページを見ない

 今回は、2ちゃんねるに掲載されたアドレスからウィルスに感染させるソフトをダウンロードしたということですから、「不審なメールやホームページを見ない」を遵守していれば、防げました。

 しかし、ウィルス感染の標的にされ、巧妙に仕組まれた方法で攻撃された場合は、防ぎきれるものではありません。例えば、ふだんの会社の上司とのメールのやりとりを盗み見られ、ウィルスを仕込んだメールが、上司とのやりとりと同じように、上司のメールアドレスを偽装して送られてくることも考えられます。上司から、ふだんと同じようにメールが来て、ふだんと同じファイルを開いたら、ウィルスに感染してしまうということになります。

4.ファイアーウォールを設置する

 今回のウィルスは、パソコンの遠隔操作を可能にするウィルスでした。パソコンとインターネットの間に、外部からパソコンの遠隔操作を許さないファイアーウォールを設置しておけば防ぐことができたと思われます。

 ファイアウォールとは、コンピュータネットワークと外部との通信を制御し、内部のコンピュータネットワークを守る仕組みです。

 ファイアーウォールはルーターの機能として組み込まれている場合があります。例えば、パソコンとインターネットの間の通信を、ブラウザを使ってWebのページを見る通信だけに限り、それ以外の通信を一切遮断する設定にしておきます。そうすると、外部からパソコンを遠隔操作しようとしても、その通信はファイアーウォールにはばまれ、パソコンに到達できません。

 Windowsにも、ファイアーウォールの機能がありますが、ウィルスがファイアーウォールの設定を変更することも考えられます。ファイアーウォールは、パソコンとは別の機器で設置する方が安全です。

まとめ

 今回のウィルス作成の犯人のねらいは、よくわかりません。2ちゃんねるからソフトをダウンロードするまでの経緯がわかりませんが、例えばTwitterのダイレクトメッセージでおすすめのソフトとして紹介して、ダウンロードを誘ったならば、個人を陥れるためにねらわれた可能性もあります。

 一般に、ウィルスの感染を完全に防ぐことは不可能です。そのため、ウィルスに感染したときの影響を最小限にするために、ファイアーウォールの設置も個人ユーザーにとっても必須のものとなってきたといえます。

【2012年10月14日追記】

 報道によると、このウィルスは、直接パソコンを遠隔操作することを可能にするのではなく、パソコンに対する命令が書き込まれたネット上の掲示板を読みに行き、それを実行するものでした。この方式では、ファイアウォールで防ぐことは、できません。

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