歯の磨き方も、昔と今とではだいぶ変わってきています。
いろいろな説があって、どのような磨き方がよいのかよくわからない面もあります。
私は小学校で歯はローリング方式で磨くように教わりました。
歯ブラシを回転させながら歯茎から歯にかけて払うように磨く方式です。
この方式で、20代前半まで10年以上磨いていました。
20代前半の時に、歯医者で歯石を取ってもらいました。
その時に、ローリング方式では歯茎と歯の間が良く磨けないので、歯茎と歯の間に歯ブラシの毛の先が当たるようにして、細かく振動させるように磨くように教わりました。
この方式を、それから約30年続けました。
50代前半で歯科検診を受けた時に、歯石がたまっていることを指摘されました。
その時には、歯茎と歯の間に歯ブラシの毛の先をあてて磨くと歯茎が縮退するので、歯ブラシは歯に垂直にあてるように言われました。
歯に磨き方にも、健康法などと同じように、さまざまな方式があり、それが歴史と共に流行のように変化しているようです。
昔は、朝食の前に歯を磨く人が多かったのでしょう。
歯磨き後すぐに朝食を食べても味が変わらない歯磨き粉を宣伝していたことを覚えています。
また、私が子供の時には、デンタフロスや歯間ブラシなどはなかったと思います。
歯周病という言葉も聞きませんでした。
このあたりは、歯科医学の進歩により変わってきたのでしょうか。
私が、歯科医に言われて、現在行っている歯の手入れは次のような内容です。
- 夜寝る前に、デンタフロス、歯間ブラシ、歯ブラシを使ってできるだけ歯をきれいにする
- 半年に1回、歯科医で歯石をとる
- 朝食後は、ざっと歯を磨くだけ
私は60年近く虫歯になっていません。
両親も兄弟も虫歯になったという記憶がありませんので、遺伝的に虫歯になりにくいのかもしれません。
それでも、歯周病には気をつけるように言われました。
いつまでも自分の歯で食べられることが、健康にも良いようです。