経営者目線を持つということ

空とビル

 仕事をするときには、経営者の目線を持つことが必要です。経営者の目線とは、その仕事のお客様は誰で、いかにしてお客様の満足度を高めるかと考えることです。利益は、お客様の満足度に伴い増えてくるものです。

 従業員が経営者の目線を持つというと戸惑う人がいます。「経営者は、人件費を抑えるために時間あたりの給与を下げようとする。場合によっては、サービス残業を強いて、ただ働きをさせようとする。従業員は、経営者とは利害関係が相反するので、従業員が経営者の目線を持つということは、自らの首を絞める考えだ」と考えます。

 できるだけ時間あたりの給与の高いところで働き、できるだけ長時間働くことにより、手にするお金を増やそうと考えている人には、ごく自然の考え方です。このような人に経営者目線を持たせるためには、工夫が必要です。

 お客様の生の声を吸い上げ、従業員にフィードバックする。従業員通しで、お互いの良いところを指摘しほめあう。さらに、インセンティブを与えることも考えられます。

 仕事をしている人のなかには、仕事の目的を理解していない人もいます。前任者から引き継いだという理由で、あるいは以前上司から指示されたという理由で、意味のない仕事を続ける人がいます。

 コンピュータシステムの開発のために、現状業務の分析を行うと、そのような仕事がたくさん見つかります。例えば、毎月かなりの時間をかけて資料を作成していても、その資料はもはや使われていないということがあります。

 以前は必要であった資料ですが、不要になっても作成側に伝えられていないために起こることです。人事異動で人が変わり、前任者から引き継いだ仕事をただきちんとこなすことだけを考えると起こりがちです。

 このような人も経営者目線を持っていないといえます。自分の仕事がどのような価値を生み、誰の役に立っているのかをまったく考えていない訳です。前任者から引き継いだ毎月作成する帳票を誰がどのように使うのかを調べれば、もはや不要になっていることがわかるはずです。

 自分の仕事が誰にとって、どのように役に立っているかを知ることは、自分のお客様を知ることです。そして、そのお客様の満足度を上げることは、自分の仕事の価値をあげることになります。それは、会社の価値を上げることにもなり、経営者目線を持つということです。

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