欧米では10代のFacebookユーザーが、メッセンジャーアプリに移行していることが報じられています。Facebookはメッセンジャーアプリにとってかわられるでしょうか?
Facebookはなぜ衰退したのか?そしてこれからのSNSとは? – GIGAZINE
10代のFacebook離れが加速しメッセンジャーアプリにユーザーが流出 – GIGAZINE
Facebookのよいところは、実名であるためネット上と実社会の垣根が低いところです。そのため、遠距離で直接会うには時間がかかるところにいる知人との距離が縮まります。
10代の交友範囲は、ほどんど学校の同級生であり、毎日のように顔を合わせる友人です。そのため、簡便にメッセージをやりとりできるアプリの方が人気が出ます。
Facebookから10代のユーザーが去っていると言っても、他の年代のユーザーも去るわけではありません。10代と他の世代とは交友範囲が違います。忙しさも違います。
また、10代のFacebookユーザーは、Facebookの最も優れた機能であるメッセージの拡散の恩恵をあまり受けません。メッセージの拡散は、自分の仕事を持っている人に役に立つ機能です。自分の仕事の紹介ができ、多くのお客様を集める可能性を持っています。
10代以外の世代では、頻繁にメッセージをやりとりするアプリは、かえってわずらわしく感じます。
Facebookが他のソーシャルメディアにとってかわられるとすれば、実名制で、架空アカウントかどうかの判断が容易で、より拡散力のあるメディアです。
それは、Facebookの改良で十分に対応できるものです。Facebookのソーシャルメディアにおける地位は、しばらく続くと思います。