Facebookは生き残れるか? | 定年起業のためのウェブコンサルティング

Facebookは生き残れるか?

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 世界最大のSNSであるFacebookもユーザー離れが言われています。日本では、ユーザー数でLINEに抜かれました。Facebookはあと4年という説もあります。果たしてFacebookは生き残れるでしょうか?

1.ユーザー離れの原因

 主に学生などの若い人がFacebookから離れています。親に友達とのやりとりを見られたくないという理由があります。また、LINEのようなメッセンジャーアプリのほうが、仲間内でのおしゃべりには便利だということもあります。

 Facebookから個人情報がもれることを嫌う人もいます。知らないうちにタグ付されて、自分の行動が大勢の人に知られてしまうということがあります。

 タグ付するときは、本人の了承をとるというマナーの問題でもあります。Facebookのマナーが利用者に浸透していないという問題です。

 タグ付された投稿を自分のタイムラインに表示するかどうかは選べます。無条件に表示する、承認制にする、表示しないを選択できます。このことを知らない人もいるかと思います。

2.Facebookはあと4年の根拠

 Facebookは2017年までに、80%のユーザーを失うとプリンストン大学の研究機関が予測しました。

Facebook Hilariously Debunks Princeton Study Saying It Will Lose 80% Of Users | TechCrunch

Facebook will lose 80% of users by 2017, say Princeton researchers | Technology | The Guardian

プリンストン大学発表資料(英文)

 Facebookの流行を感染症の流行過程を記述する方程式に当てはめて算出しています。Myspaceでは良くあてはまっているそうです。

 Myspaceは良くあてはまったのかもしれませんが、それはFacebookが現れたからです。SNSの流行を感染症の流行と同じモデルで扱うのは無理があります。感染症の流行に対しては、人間は全力で対抗します。Facebookに対しても全力で撲滅しようという動きが出てくれば別ですが、そうでなければ同じモデルの適用はできないはずです。

3.Facebookのライバル

 FacebookのライバルがFacebookを駆逐するということがあるでしょうか。現在のところ最も強力なライバルと思われるのは、Google+ですが、ユーザー数には大きな差があります。機能面や人気の面でもGoogle+にFacebookを駆逐するものがあるとは思えません。

まとめ

 Facebookで最も懸念されるのは、若年層がLINEなどのメッセンジャーアプリに移行していることです。若年層が成長し、そのままメッセンジャーアプリを使い続ければ、Facebookユーザーが減っていくことになります。若年層だけでなく、年齢の高い層までメッセンジャーアプリが拡がっていくことも考えられます。

 しかし、メッセンジャーアプリは、たまにしか会わない人とのやりとりには、わずらわしいところがあります。学校を卒業して、学生時代の友人とたまにしか会わなくなってもメッセンジャーアプリを使い続けるとは思えません。毎日会う人との間ではメッセンジャーアプリを使うでしょうが、たまにしか会わない人との間には、Facebookの方が便利です。

 Facebookが使われなくなるのは、それに替わるSNSに取って代わられるときです。そのようなSNSはまだ現れていません。しばらくは、Facebookが使われ続けると思います。

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