credit: Master OSM 2011 via FindCC
Facebookが、アクティブでないユーザーの「いいね!」をFacebookページから除くと発表しました。
Update to Page Like Counts | Facebook for Business
この措置により、Facebookページに「いいね!」をしてくれた人の利用状況を正確に把握できるようになります。
既に、個人ページには、アクティブでないアカウントによる「いいね!」やコメントは表示されなくなっているということです。
一度、Facebookを使わなくなった人の「いいね!」がカウントされなくなっても、その人が再度アクティブにFacebookを使うようになれば、「いいね!」のカウントに入れるそうです。
Facebookページはどうなるか?
すべてのFacebookページで「いいね!」をしている人の数が減るはずです。問題は減る割合がFacebookページにより大きく異なることです。
アクティブな利用者だけがFacebookページに「いいね!」をしているならば、「いいね!」の数は減りません。Facebookを使わなくなった人の「いいね!」の数だけ減ります。
「いいね!」を金で買ったFacebookページでは、大幅に「いいね!」の数が減ります。金で買った「いいね!」のアカウントは、人件費の安いところで量産された架空のアカウントです。架空のアカウントがアクティブであるはずがありません。
金で「いいね!」を買い、それをブランディングにしている企業や人は、大きなダメージを受けることになります。
多くの人は金で買った「いいね!」だと気づいていますが、それが白日の下にさらされます。
Facebookページの「いいね!」を買ったお金はまったく無駄になります。
企業のFacebookページであれば、担当者がバツの悪い思いをするだけでは済まないかもしれません。左遷の対象となる可能性もあります。
アクティブなアカウントの「いいね!」の売買もあるかもしれませんが、Facebookでアクティブに活動するためには、人件費が大変なものになります。ロボットにFacebook上でアクティブに活動させなければ成り立たないでしょう。
Facebookページの「いいね!」が減る以外の影響はほとんどないと思います。
Facebookの言うとおり、Facebookページの管理者としては、広告の効果などで、より正確な数字の把握ができることになります。
Googleのペンギンだとかパンダだとかいわれるアップデートと同じです。Facebookでも、利用者の利便性を損ねる行動は、強制的に止められ、禁止されることになります。