iPhone 6 / 6 Plusの販売が始まりました。今回から、SIMフリーのiPhoneも同時に売られています。SIMフリーのiPhoneは、中古でも高く売れるという理由で勧める意見もありますが、果たしてそうでしょうか?
SIMフリーiPhoneは今まで程高く売れない
現在、中古のSIMフリーiPhoneが高く売られているのは、希少価値からです。iPhone 5までは、日本では売られていませんでした。だからこそ、中古でも高く買う人がいました。
iPhone 5sからは、日本でも容易に手に入れることができます。iPhone 6 / 6 Plusでは、各キャリアのSIMロックiPhoneと同時に売られています。
もはや希少価値はありません。
iPhone 5s以降の中古SIMフリーiPhoneは、大幅に価格が下がることが予想されます。
特に、総務省はSIMロック解除を義務づける方針です。そうなれば、SIMフリーiPhoneに特別の価値はなくなります。
中古市場では、SIMフリーiPhoneがSIMロックiPhoneよりも高額で売買されるのは、変わりません。
しかし、現在、SIMフリーの中古iPhone 5が高額で売られているからといって、iPhone 5s以降も高額で買う人がいる保証はありません。
中古品が高額で売れるという理由だけで、SIMフリーiPhoneを買うことは愚かなことです。
私がSIMフリーiPhoneを買わない理由
私は、iPhone 6 / Plusは、SIMロック版を買う予定です。その理由は次の通りです。
売るつもりがない
私が新しいiPhoneを買ったときは、古いiPhoneは家族がモバイルルータと一緒に使うことになります。電話ができないだけで、iPhoneとして使えます。
そのため、1年や2年でiPhoneを売ることはありません。売るとしても3~4年以上たってからです。そのため、中古価格をあてにすることはできません。
割引期限が切れる
私のiPhone 5は、買ってからちょうど2年になります。そのため、各種割引の期限が切れます。
MNPによる基本使用料の割引、テザリングの割引、auスマートバリューの割引がなくなります。合計で、2,960円/月、通信料があがります。
新しいiPhoneを買うとこれらの割引がまた適用されます。
海外に行かない
私の場合、海外旅行は数年に1回しか行きません。SIMフリーの最大のメリットである海外のSIMを使う機会はほとんどありません。
まとめ
私の場合、SIMフリーiPhoneを買うメリットはほとんどありません。
SIMフリーiPhoneを買う人は、昨年iPhone 5sを買い2年縛りの契約が残っている人が多いと思います。iPhone 5sで使っていたSIMをそのままiPhone 6 / 6 Plusで使うためです。
しかし、この方法は各キャリアとも保証していません。あくまでも自己責任になります。キャリアの新しいサービスは使えない可能性もあります。
現時点でSIMフリーiPhoneを買う人は、中古で売ることを考えていると、期待している金額で売れない可能性があります。