iPhoneとiPadで使える周波数帯とキャリアの関係 | 定年起業のためのウェブコンサルティング

iPhoneとiPadで使える周波数帯とキャリアの関係

iPhone比較

iPhoneとiPadはそれぞれ機種によりLTEで使える周波数帯が異なります。また、キャリア3社が対応する周波数帯も異なります。そこで、日本で販売された機種について一覧できるように整理しました。

対応周波数帯

同じ周波数帯をサポートしている機器をまとめ、キャリア3社の対応状況と並べました。

たとえば、Band1は全機種がサポートし、キャリアも3社とも対応している周波数帯です。Band2はiPhone 5s以降の機種がサポートしていますが、日本のキャリアはどこも対応していない周波数帯です。

iPhone 5
(ソフトバンク)
iPhone 5
(KDDI)

iPad mini

iPad
(第4世代)

iPhone 5s

iPhone 5c

iPad mini 2

iPad mini 3

iPad Air

iPhone 6

iPhone 6 Plus

iPad Air 2

ドコモ KDDI ソフト
バンク
Band1
2100MHz
Band2
1900MHz
Band3
1800MHz

東名阪
Band4
AWS
Band5
850MHz
Band7
2600MHz
Band8
900MHz
Band13
700c MHz
Band17
700b MHz
Band18
800MHz
Band19
800MHz
Band20
800 DD
Band25
1900MHz
Band26
800MHz
Band28
700 APT MHz
2015年
以降
Band29
700 de MHz
Band38
TD 2600
Band39
TD 1900
Band40
TD 2300
Band41
TD 2500

KDDI傘下UQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」、ソフトバンク傘下のワイモバイルとWireless City Planning (WCP)の「AXGP」は、それぞれのキャリアに含めました。

周波数帯ごとに電波の特性が異なります。プラチナバンドと言われる700~900MHz帯は広い範囲に伝わります。数字の大きな周波数帯はビル陰などに回り込みにくく、建物の中にも浸透しにくい電波です。

まとめ

ソフトバンクのiPhone 5は少ない周波数帯しかサポートしていませんでした。

KDDIのiPhone 5とiPad mini、iPad(第4世代)は、同じ周波数帯をサポートしています。

プラチナバンドであるBand18は、KDDIだけが対応していますが、iPhone 5s以降からサポートされました。KDDIのiPhone 5はBand1しか使えません。

これが、KDDIは、実際には人口カバー率14%にもかかわらず、96%であるかのように表示していたとして、消費者庁から措置命令を受けたところです。

「LTEで過大表示」 KDDIに措置命令 消費者庁  :日本経済新聞

iPad mini 3はiPad mini 2と同じ周波数帯しかサポートしていません。iPhone 6 / 6 PlusやiPad Air 2よりも少なくなります。

iPad mini 3では、Band41を使うKDDI(au)傘下UQコミュニケーションズの「WiMAX 2+」やソフトバンク傘下Wireless City Planning (WCP)の「AXGP」が使えません。

このあたりのAppleの製品戦略はよくわかりません。

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