credit: くーさん via FindCC
キャッシュレス社会が近づいているようです。最近の大きな出来事としては、Suicaが全国で使えるようになったことがあります。
私が行く店で、現金でしか払えないところは、昼飯を食べる店にあるぐらいでしょうか。それも電子マネーが使える店を選んで行けば、現金を使わずに済みます。
海外旅行にいっても、ATMで現地の現金を引き出せるキャッシュカードやクレジットカードがあります。事前に両替しておく必要性も少なくなっています。
世界中で、統一した電子マネーで支払可能な社会も近い気がします。
現金以外の支払手段
現金の代わりとなる支払手段には、次のようなものがあります。
- 銀行振込・引落
- デビットカード
- クレジットカード
- Suica
- iD
- Edy
- 各種ポイント
一般に電子マネーと呼ばれるSuica、iD、Edyはあえて分けました。電子マネーは多種類ありますが、この3つで代表させました。Suicaはタッチするだけで交通機関に乗れます。オートチャージもできます。iDは使った分だけ後からクレジットカードで払います。Edyはその他の一般的な電子マネーを代表させました。
ポイントは特定の店、あるいは企業グループ内だけで使えます。
コンビニもスーパーも自販機も、駅では切符も売店も、現金なしですますことができます。
クレジットカードのついたSuicaを1枚持っているだけで、かなりたくさんのお店で支払可能です。
この状況を考えると、キャッシュレス社会は近いように思えます。
現金を使う理由
それでも、私は現金で支払うことがまだまだあります。スーパーでは、クレジットカードや電子マネーと現金では、ポイントの付き方が違うところがあります。
クレジットカードと現金で販売価格を変えることは、クレジットカード会社との契約で禁止されているはずですが、おおっぴらに変えている店もあります。
家電量販店ではポイントの付き方が違います。自社のクレジットカードだけは、現金と同じポイントがついたりします。
小売店がこのようなことを行うのは、手数料のためです。日本は米国に比べて加盟店手数料が高くなっています。それが米国と比較して、日本でクレジットカードが普及しない理由です。
日本ではリボ払いによる無駄な金利を嫌う人が多くいます。私も絶対にリボ払いはしません。クレジットカード会社は、リボ払いによる収入が増えないため、加盟店手数料が高止まりしているのだと思います。
世界統一通貨
世界の通貨を統一するという考えもあります。そうすれば、国境を越えても両替の必要がありません。EU内の状況が世界に広がるわけです。
しかし、実現は困難です。EUでもさまざま問題が発生しています。為替による調整がなくなるため、財政破綻する国が続発します。多額の国債を発行している日本も危なくなります。
まとめ
キャッシュレスは手数料がかかるため、小売店はさまざまな抜け道を考えます。付加するポイントを変えたり、独自のクレジットカードを発行したりします。零細な小売店では現金以外は受け付けません。
世界統一通貨は、まだまだ夢物語です。
世界中で統一された通貨をキャッシュレスで使える社会の実現に必要なものは、技術ではありません。実現するとしても、人工知能が人類よりも賢くなるより先の話です。