過去のウェブマーケティング手法から今後を考える|『見込み客の心をつかむウェブマーケティング戦略』

見込み客の心をつかむウェブマーケティング戦略

インターネットは広告業界にも大きな影響を及ぼしました。インターネットは今も急速に変化しています。

見込み客の心をつかむウェブマーケティング戦略』は、過去のウェブマーケティング手法を振り返り、今後の手法について解説しています。

まず、過去のウェブマーケティング手法を振り返ってみます。

バナー広告

バナー広告は、ウェブページの一番上など最も目立つところに掲載される横長の画像の広告です。縦長のものや正方形に近いものもあります。最近は動画を表示するものもあります。

広告をクリックしたユーザーを直接、販売ページに誘導できます。そこが紙メディアに対し圧倒的に有利な点です。

当初は広告を表示する期間で広告料金が決まっていましたが、クリックされた回数で課金するシステムに変わってきました。

しかし、バナー広告はユーザーから嫌われています。邪魔ものとしてまったく見てもらえません。クリック率も0.1%以下と言われています。さらにそこから商品を買ってもらえる率も1%以下です。

リスティング広告

リスティング広告には二つの種類があります。検索連動型広告とコンテンツ連動型広告です。

検索連動型広告

通常、リスティング広告というと検索連動型広告をさします。検索エンジンの検索結果画面に表示する広告です。

何か調べたいことがあって検索したユーザーに対し、検索に利用したキーワードに合わせて、検索結果ページに広告を表示します。

調べたいことに合わせて表示する広告のため、クリック率が高くなります。その意味で画期的な広告です。

私も初めて検索連動型広告を見たときは、検索結果と広告の区別がつかず、広告をクリックしたことを覚えています。

クリックごとに費用が発生するため、広告主はキーワードと予算を指定できます。予想以上にクリックされ、予算をオーバーすることはありません。

しかし、検索連動型広告も衰退しました。ユーザーも慣れてきて、検索結果だけを見て、広告を避けるようになりました。

検索結果と間違えて広告をクリックしたとしても、探していた情報がなければすぐに検索結果画面に戻ってしまいます。

また、広告スペースがあまり広くないので、広告枠の取り合いになります。そこで、オークションを実施しています。クリックあたりの単価を高い金額で提示した会社が広告枠をとれます。そのため、人気のあるキーワードでは、単価が高騰します。

また、不正クリックという問題もあります。競合会社が広告をクリックし、予算上限まで広告費を消化させ、表示させなくするということが行われます。

さらに、競合会社がこちらの広告内容を調査するためにクリックし、広告費用が発生するということもあります。

コンテンツ連動型広告

コンテンツ連動型広告は、広告会社が提携しているウェブサイトの中から、広告の内容に即したものを選び、そのページの広告枠に表示する広告です。ブログなどで表示されている広告です。

クリックで広告費用が発生するところなどは、検索連動型広告と同じです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、他人のサイトやブログ、メールマガジンなどに広告を掲載してもらうものです。広告掲載やクリックだけでは広告費用は発生せず、商品が売れた場合にのみ一定の決められたマージンが支払われます。

アフィリエイト広告を掲載するサイトやブログのオーナーは、広告から利益を得るためにいろいろと工夫します。商品を宣伝することもあります。そのため、広告を目にした人の成約率も高くなります。

しかし、アフィリエイト広告は、しばしばステルスマーケティング(ステマ)と批判されます。自分で使ってもいない、よく知りもしない商品を、広告費が入るという理由で宣伝するからです。

この事実が後から分かると、消費者はだまされたと感じます。中にはウソをついてまで、商品を宣伝する人もいます。そのため、アフィリエイトにはネガティブなイメージがついて回ります。

記事広告

記事広告とは、通常の記事の形をした広告です。記事のふりをして、宣伝するということは、ステマとなります。しっかりした媒体であれば、「広告」の記載をしますが、そうではない媒体もあります。

記事広告は雑誌や新聞でよく見られますが、ウェブサイトでも増えてきました。記事広告でアフィリエイトをしているサイトもあります。

キーワードで検索して見つけたユーザーに、記事広告を読んでもらうことになり、商品の成約率が高まります。商品に関連した質の高い情報を提供することで、サイトの信頼性も高まります。

メール広告

メール広告には、「メルマガ広告」と「広告メール配信」があります。

メルマガ広告

メルマガ広告とは、メールマガジンにPR文とURLを掲載してもらう宣伝広告です。メールマガジンの特徴に合わせて出稿されます。

メルマガ広告も衰退していきました。メールマガジンンの氾濫とともに、メールマガジンが読まれなくなったためです。

広告メール配信

広告メールは、広告主が配信する広告主体のメールです。現行法では受信者の同意なくては、広告メールを送れません。つまり広告メールを継続して受け取ってくれるユーザーは、あなたの商品やサービスに満足している人たちです。

広告メールは、顧客を長期的につなぎとめてファンやリピーターにする力があり、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を向上させる手段として有効な方法です。

SEO

SEO(Search Engine Optimize:検索エンジン最適化)とは、ユーザーが検索したときに、上位表示させるための施策です。SEOも大きく変わってきています。

キーワードの内部施策

初期のSEOは、検索エンジンがサイトの情報を読み取りやすくするための施策でした。キーワードを的確に検索エンジンに伝えるためにサイトの内部をいじりました。

被リンク

第2期は、検索アルゴリズムに被リンクが重要だということが知られてきたときです。別のサイトからリンクを張ることが、SEOの中心になりました。

コンテンツ・マーケティング

現在は、検索エンジンの大幅なアルゴリズムの変更により、被リンクがあまり意味のないものになりました。

検索エンジンは、ユーザーが求めている情報を上位表示する本来の機能に近づいてきました。現在の検索エンジンは次のものを重視しています。

  • コンテンツの質
  • コンテンツの新しさ
  • サイトのコンテンツボリュームの推移

おわりに

ここでは、主に過去のウェブマーケティングの手法を振り返ってみました。

これからは、ウェブマーケティングで何をしたいかをよく考えなければなりません。事業戦略を練り、ウェブマーケティングで必要なものを洗い出し、実装していくことが必要です。

顧客の欲するものを見極め、ロイヤリティを熟成していきます。基本はコンテンツ・マーケティングです。『見込み客の心をつかむウェブマーケティング戦略』では、コンテンツ・マーケティングの具体例を豊富に紹介しています。ウェブマーケティングに関わる人にはお勧めの一冊です。

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