Facebookの普及により、ネットで実名を使う人も増えていますが、匿名を通す人もいます。ここで、それぞれの考え方を比べてみます。
1.実名
Facebookは実名で登録することになっています。ブログやTwitterも実名で使っている人がいます。大半のFacebookの利用者は、実名で顔写真も公開しています。
実名を使う人は、ネットを実社会の延長と考えています。実社会とネットで、時間や距離の制約を超えて、交流や情報交換を楽しんでいる人です。
2.ペンネームやハンドルネーム
ブログやTwitterでペンネームやハンドルネームを使っていても、その名前で人と実際に会うと実名とあまり変わらなくなります。職場の人や家族に気づかれにくいということはあります。しかし、実名と関係する名前を使っている場合には、気づかれてしまう場合も珍しくありません。
3.匿名
ペンネームやハンドルネームを使い、その名前でネット以外での交流がまったくない場合には、まわりの人が気づかないこともあります。まったく名前を出さない場合も含めて、匿名の人の考え方はいくつかに分かれます。
(1)恥ずかしい
匿名でブログやTwitterをやる人には、自分の発言や書いたことをまわりの人に知られたくないという心理が働いています。家族や職場の人に知られたら恥ずかしいという心理です。人によっては、知られたら困るという人もいるかもしれません。
(2)責任回避
匿名でTwitterやブログをやる人の中には、社会や組織、個人に対して、批判的なことを書くため、匿名にしている人もいるかもしれません。そこには、自分の書いたことに責任をとりたくないという心理が働いています。そのため、コメントなども良く考えた内容ではなく、元の記事への反応的な内容になる傾向があります。
匿名ですと、反論されたり、自分が間違っていたりしたときに、そのまま消えてしまうことができます。自分に自信がないために、実名では書けないのかもしれません。
(3)弱虫
匿名で2ちゃんねるやTwitterをやる人のなかには、誹謗中傷をする人もいます。コメントなども考えたものではなく、感情的な叫びのようなものが増えます。そこには、憂さ晴らし、いじめを楽しむといった心理が働いています。ここまでくると、単なる弱虫、卑怯者の心理です。
まとめ
ネットに棲息している人には、それぞれ特徴があります。2ちゃんねる、Twitter、はてな村、Facebook、それぞれ違います。
しかし、ネットは無法地帯ではないことを認識しておかなくてはなりません。匿名にしていても、多くの場合、個人の特定は可能です。ネット上の発言でも脅迫や威力業務妨害は成り立ちます。それで逮捕され、有罪になった人もいます。